ここの所、忙しくとうとう腰にきました・・・
心は元気ですが、腰は辛いです
今朝の新聞で「ゆとり教育の見直し」と中教審が意見を出しましたというのを見ました。
それは賛成ですが、どうもこれが怪しい・・・本当に実現できるの?というところです。
新聞には出ていないですが、教育雑誌などからの情報によると、 国算理社主要4教科を350授業時間(6年間で)程度増やし、総合的な学習の時間を35時間程度削るということです。
分かりやすい説明だと、毎週の授業時間を低学年で2時間、中高学年で1時間増やすということです。ちなみに土曜日はそのまま・・・
ということは、2011年から7時間目授業も出てくるということでしょうか?
実の所現場では土曜日の分の授業時数を減らされたため、授業の組み立てとしてもゆとりが無くなり、高学年は水曜日以外は6時間授業となり、勤務時間内では次の日の授業準備が困難になります。
当然、良い授業を目指せば、時間外で準備を行うことになりますが、全員が同じようにできるわけではありません。育児中の女性の方などはまず無理があります。それでも、多くの方が良い物を目指して、時間を作って授業作りを目指しているのが現状ではないでしょうか?
回りくどくなりましたが、私は単純に「土曜日に隔週で授業をすればいいじゃん」って考えに落ち着きます。
一日の授業時数が6時間から5時間になるだけで、子どもたちとの会話は増やせるし、子どもたちのノートも丁寧に見てコメントも書けるし、そこから読み取った情報をもとに、次の授業の組み立てをもとの計画からアレンジして、授業効果を少しでも高めることができるのではないかと。
実際、そんなに甘い物ではないですが、実質土日に家や職場で仕事をするのなら、隔週土曜日に授業があった方が、様々な教育効果が得られるのではないかと考えています。
それに、保護者も学校に足を運びやすいのではないかとも・・・
まあ、一度切り替えた完全週5日制は簡単には変更できないのですが、当時の中教審の方々はそのあたりも含めて熟慮されてきたのでしょうか?
私が、近い年代と話す時に良く出すのが、経済界に言われる「失われた10年」にてらして、教育界では「失われた15年!」ということです。
様々な意味を含んでいますが、言葉での15年と実際の15年。国の教育に対する失策が後々に大きな課題にならなければと、心配でたまりません・・・

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