2013/6/29

2013 五島長崎国際トライアスロン バラモンキングB  トライアスロン

 バラモンキングのレポートもこれでオシマイ。

 ようやく最終種目のフルマラソン42.195km。スイム、バイクと終えて、まず思ったのは

 「ここまで来るの長かった〜。」
 
 ランのスタートは福江の街中をまず通って、山沿いのアップダウンのある道を走り6.3kmで折り返しチェックポイントまで戻ってくるコース。
 12.6kmx3周回してからフィニッシュ地点の五島港公園に向かいます。折り返しなので、各選手は周回を重ねるごとにリストバンドをつけて周回チェックを受けます。

 まずは1周目。走り出しは意外といけるンちゃウ!って感じで意外と走れる。ブリックトレーニングのおかげでしょうか。

 しか〜し

 そんなのも最初だけでした。街中を抜けて山沿いのアップダウンコースの部分に差し掛かるとやはりガクッとペースが落ちる。最初のうちは1km6分あたりで走れましたが、徐々に落ちていく。パンチの効いた坂が用意されており脚を使わされる。
 最初の折り返しに着くとちょっとだけホッとしました。

 「あと36km!」

 自分を鼓舞します。走っていても脚が重くストライドが明らかに小さいのを感じます。そして、かなりたくさんの選手に抜かれていきます。年上の方や、明らかにぽっちゃりさんな人にもササッっと抜かれていきます。超へこみます。

 「ダメだ…」

 ついに歩行。10kmも走ってないのに走れない状態になりました。いびがわマラソンでストップして休憩し走れなくなった記憶があるので、とにかく止らずに歩行します。
 登りは歩き、回復が見られたら走りに切り替えます。下りはなるべく走るようにしました。登りはきついですが、下りは緩やかなので意外と走りやすかったです。
 
 そして1周目の周回終了。
 ぶっちゃけ、

 「これ、あと2周もするの…」

 と絶望感がありました。でも

 「あと28kmやん。」

 とポジティブになれる自分もいました。関節まわりは全然大丈夫だし、腰も痛くない。まだまだいける。走る、歩くを繰り返しストップは絶対しないよう心がけました。
 エイドステーションは2kmごとにあるので、とてもありがたかったです。いろんな物をいただきました。水、スポーツドリンク、梅干、ビスケット、バナナ、オレンジ、そしてカンコロモチ。
 五島の名産のカンコロモチは芋からできてるオモクソ炭水化物なので、結構食べました。走るのが遅いため時間がかかるのでお腹も空くんですよ。なので食べ物はとても助かりました。

 雨が降ったり止んだり。沿道の人たちも傘をさして応援してくれてます。
 
 沿道の応援はとてもありがたく勇気をと元気をもらえます。歩く姿をさらしてしまいかっこ悪いですが、走れないから仕方が無い。悔しさはありますがどうしようもない。とても情けなかったです。
 2周目の折り返し地点で暖かいスープがもらえました。このシンプルなスープがものすごくおいしく、五臓六腑に染み渡る〜。でも脚はしんどいまま。

 遂に関節周りの痛みが出てきました。古傷の右の腸腰筋にピリッっと電流のような痛みが出るようになりました。以前この怪我でいびがわマラソンをリタイアしたことがあるので、走りながら神様に祈りました。
 ポケットには虚空蔵さんで買った「健脚お守り」を入れていたので、「どうか走りきらせてください」と何度もお願いしました。
 
 各エイドで患部をエアサロンパスでスプレーして走り続けます。ボロボロになりながら3周目の周回チェックも通過できました。

 「あと16km!」

 あたりは暗くなってきてライトアップも始まります。またあの坂を登ることを考えると恐ろしく感じますが、「これで終われる、完走できる」と時計を見ながら何度も頭の中で計算し、完走はなんとかできそうということを実感できる。

 最後の周回は、沿道の皆さんにお礼を言いながら走りました。ずいぶん長い間全く知らない人を応援してくれてるんですよ。ほんとに感謝です。
 「お疲れさまです!」「ありがとうございました!」「楽しかったよ!」
 なんて言いながら走りました。不思議と声をかけるとパワーが復活する感じ。

 折り返しのエイドではまたスープをいただき、名産のお菓子(名前忘れた)をいただく。

 「それが一番おいしいんだよ」 とエイドのオジサンに言われた。

 これで最後なので、「皆さん応援ありがとうございました」って言って再出発。

 「あと8km」

 長かった。もう短く感じてくる。まわりは真っ暗。走者もまばらになる。雨は降りっぱなし。すれ違う選手も少なくなってる。
 でも、沿道にはまだ応援してくれる方がいる。

 残り6kmからは頑張って走る距離を増やす。

 最後の長い下り坂を降りる時に、歩いてる選手に声を掛けてみた。


 僕 「バラモン何回目ですか?」

 選手 「初めてです。」

 僕 「僕も初めてです。完走できますね!メチャクチャ嬉しいですよね。」

 選手 「嬉しいです!完走できそうですよね!」


 なんて会話してみた。タイムには余裕がある。そしてまた走り出すと、オフィシャルのバンが競技終了の放送をしながら反対車線を通過していった。

 遂に街に戻ってきた。確実に完走できる実感と終わってしまう寂しさで胸がいっぱいになる。きついけど楽しかった。ようやくランナーズハイになってきたかな。

 五島港公園につくと、前日確認したレッドカーペットが目前に迫る。ちっちゃくガッツポーズしながらカーペット上を走りました。
 
 ゴールラインはオモクソガッツポーズして通過しました。達成感は半端ないです。初のロングディスタンスはホントきつかった〜。


 結果は 5時間41分42秒でマラソンは完走。(歩いたので完走って言いにくいですけど)

 トータルタイム 14時間15分13秒 
  
 400位/634名出走(完走542名)

 
 ようやく「トライアスリート」って言ってもいいかな。なんちゃって。
 ロングの魅力は走ってみてわかった気がする。走った人しかわからない魅力。これで選手に聞いた話じゃなく「リアルな魅力」をこれからロングに挑戦する人に伝えることができる。百聞は一見にしかず。リアリティーは自ら実体験してみないわから無い。そういった意味でもほんとに自分にとっては価値のあるトライアスロンでした。

 五島市の皆さん、スタッフの皆さん、とても暖かい大会をありがとうございました。こんなに運営のすばらしい大会だとは思いもしませんでした。一生心に残る大会となりました。ありがとうございました。

 ささ、ウエサカのカスタマーの皆さん、ロング初挑戦したい方、バラモンはきついけどオススメですよ〜。ウエサカが完走したら挑戦しようかな…って言ってた〇〇さん。頑張ってね!

 次は8月の珠洲トライアスロンAタイプに向けて頑張るぞ!トライアスロン最高!
8



2013/6/30  1:27

投稿者:teru

中井さま

まいどです。
さすがに笑いが取れる状況の距離ではないので、今回は結構真面目なブログになってしまいました。
完走直後は嬉しさ、翌日は悔しさのあるレースでした。
いびがわの予選は厳しそうですね。フルはエントリーしない予定です。ハーフで1時間40分カットのタイムをコンスタントに出せるようにしたいですね。
お互い一次予選頑張りましょう(笑)

2013/6/29  5:08

投稿者:中井(兄)

お疲れ様でした。
上・中・下と3話に渡る『バラモン記』楽しく読ませて戴きました。
初遠征の『ひわさうみがめ記』と比べると、笑える部分が少ないところに、この大会における完走への苦労が伺えます。
ランパートで歩こうが、制限時間内にゴールしていれば、“完走”と言ってイイと思います。
しかし・・・泳いで、自転車で走った後のフルマラソンで、そのタイムならば、いびがわマラソンもフルで行けそうな気がします。
けど、誘いません。
ハーフで、ピッチ上げて、えぇ記録を残して下さい。(笑)
もっとも、明後日の一次予選を突破しての話ですが・・・。(笑)

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