僕も含めて3月11日の震災後、こころ揺れ動く日々をおくってきた沢山の日本人。それは皆が、自分に出来る事について深く考えさせられるためのスイッチだったのかも、なんて思うのです。そんな一月半の経過の中で、ここは今まで以上に攻めの姿勢でという気持ちが僕に限らず多くの人々の中に芽生えたんじゃないかなと思います。「自分に出来る事」それだけじゃなくて、それプラス「今まで自分に出来ていなかったこと」をやってやろうと思ったり。
先日僕たちは珠家にてEPSを立ち上げました。サウンドを扱う企画としては新機軸なため、まだよちよち歩きを始めた子供のようで、難しさも正直ありますが、これも攻めであって挑戦です。初日には、失敗を恐れるなという気持ちを込めて僕が「ホンキー・トンク・ウーマン」を拡声器片手に歌いました。すべりましたが(笑)。カラオケ以外で人前で歌うなんて、学生バンド以来30年ぶりでした。聴いてくれたゲストの皆さん、ギター伴奏でバックアップしてくれた RYU-01 ありがとう。まあ僕がこのように、最初に恥をかいておけば、何をやるにしても次の人はいくらか気が楽でしょうから、善行でしょう。
そして僕が考えてるEPSの次のもうひとつの攻めが、ネオ・ウメダです。ネオ・ウメダそれは、最初リノベーションに取り組んでる最中は、自分のために取っ組み合うでかい教材の様なモノでした。そしてオープンしてからは様々な実験イベントを繰り返してきました。そして今回、この機会に、もう一歩踏み込んでネオ・ウメダに取り組んでみようと考えました。
http://takeshinakatani.jp/umeda/index.html
それは、営業日(開場日)を増やして多くの方に足を運んでもらおうという事なんです。単純な事ですが、これが今まで出来ていなかったのです。出来ていなかった事を、出来るようにしようと思うのです。今後は、僕自身の仕事のショールームや店舗としての機能を考えてみようと思います。
http://takeshinakatani.jp/umeda/eigyobi/index.html
具体的には、僕のデザインしたスーベニアや印刷物や版画の販売、若いクリエーターと作ったモノも交えてのショップ展開もします。そして、様々な僕の仕事の相談のための窓口にもしたいと思っています。
5月1日からスタートします。セレクトショップ、スーベニアショップ、中谷オフィスなどの機能に、プラス5/1 〜8までのGW期間中平行イベント「在釜・独服 ざいふ・どくふく」を催します。来てくれたゲスト自身の点前で、自分でお茶を召し上がってもらうという趣向です。お茶、お菓子、設えは僕にお任せを。それと、茶器ですが、友人サカナくんから借り受けたものを使わせてもらう事になりました。彼は伊勢河崎に住まい、岩手県大槌町出身で先日実家に帰省し、現地の話しを聞かせてくれました。実家のがれきの下から持ち帰ったお茶碗、南部鉄のやかん、火鉢などを、梅田邸に持ち込みます。この詳細と、梅田邸営業日は上のURLをご覧下さい。また、お問い合わせも遠慮無くどうぞ。
それでは、ネオ・ウメダ、みなさんのお越しをお待ちしております。

8