サイバーパンクとは、人体へのコンピュータや機械・臓器などの埋め込みによって機能や意識を拡張する人体改造的な概念。なんて言えばややこしい、簡単に言うと、環境汚染にまみれた退廃的近未来都市の中での話し映画で言えば「ブレードランナー」のような世界観。
上は現在進行形の時事問題を絵にしました。題して、サイバーパンク人間。
BGMはやっぱり blade runner と言う事で、NY時代に買ったサントラ・レコード引っ張り出して聞いていた。そういえば2年ほど前にも itunes からPCに落としたのもあったぞと、これも聞いたら「おやっ、これは音源が全く違うぞ」と気付き、不思議に思い調べてみた。
1982年の映画公開時に発売されたサントラを名乗るレコードは、オーケストラによって演奏・脚色されたものであり、映画本編に流れているものとは違うとのこと。しかしそんな事などしらないNY時代の僕の仲間はみんなこれにしびれていたのだ。じゃ本物はどうしたんだ?本物は1994年、映画公開より遅れる事12年、作者ヴァンゲリスによりCD化されて発売された。なるほどitunesのものがそれだったのかということだ。映画公開当初、作者ヴァンゲリスは「炎のランナー」の音楽で名を上げたが、自身は映画音楽家である事を望まずに、blade runner のサントラ制作をしなかったので、映画会社が勝手にオーケストラ仕立てをサントラとしたのであった。
このblade runner サントラ1994年版の出来映えは最高の一言である。特に今この放射能汚染された都市と日本がかぶって辛く淋しい気持ちになるのも事実だが。作者ヴァンゲリスは、僕も好きな音楽家で他にもレコードを持ってる、また珠家のEPSでサイバーパンク・ナイトを企画して紹介したいと思っている。
http://www.emelon.net/eps/index.html

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