6/8 よりこちらにて展覧会をしております。開場は土曜日オンリーです、詳細は下記で
http://24iro.jugem.jp/?eid=396
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作家在廊異聞
よく展覧会場に行くと作家さんが在廊&笑顔でお出迎え、なんて絵面がニッポン画壇のスタンダードのようで、作家不在を不審がられたりしますが、これに簡単にお応えさせてもらいます。
展覧会は作品その他で構成された空間を味わいに行くところで、その延長に確かに作り手はいますがそれに会いに行くところではありません。現代美術が生まれた欧米なんかではそうなんだけれど、日本じゃズレが生じてる思います。
欧米を振りかざしはしませんが、例えば画廊においてそこで働くスタッフとも目線の衝突を避けた構造で作り上げられてるのがあちらのギャラリーです。それはなぜなら作品と空間に集中して鑑賞出来るための現場の配慮なのです。
ましてや作家などが自作の横に立ってスマイルなんていうことはありません、鑑賞の邪魔にしかなりませんから。日本でよくあるそういうシーンは作品を売るための戦略でややこしい日本画壇の仕組みの象徴でもあるのです。
以上の理由もあってボクなりのスタンスでの会場構成をしたいと常々考えています。作り手としての存続もありますから売買というジレンマは常に付きまとって来ますが善きバランスが計れればと思うんです。
最後にオーディエンスである皆様にお会いすることを厭うのでなく空間構成の邪魔になったり、作品鑑賞のための余計な説明に終始するのは避けたいのです。なぜなら皆さん自身で少しでも深く作品と空間を欲しいままに感じ取ってもらいたいと願うからです。
皆さんに全くお会いしないのも残念にも思うし、それを補うために限られる許容数ですが、オープニングパーティーなどの機会を持つことでその解消にも喜びも感じております。
追記
上記とは別の理由になりますが nijiiro さん周辺の大台地区、興味が湧いて来ててフィールドワークにも行きたく思ってます。なので会期中、特に土曜日の開場時にそれを敢行しようかと? そして会場にも立ち寄って少し過ごして伊勢に帰ろうかとも考えています。今後そういう日は在廊時間をお知らせする手立てを虹色くんとも相談します・・・
あとボクは車の運転をやりません、会場への行き来は汽車かバスですので悪しからず。伊勢の人は乗せてもらえると嬉しいです。

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