天王・テンノウさん 注連縄 2017
supporting or leading ? わき役、はたまた主役?
W400 x H170 mm
通常の注連縄には蘇民将来子孫家と記された護符が添えられています。
旅の途中、宿に困った男がとあるうらぶれた家で粗末だけれどもてなされる。そこが蘇民将来の家。男は、感謝の念とともに礼として疫病を免れる茅の輪を与え、自分は須佐之男命・スサノオノミコト別名牛頭天王・ゴズテンノウであると名乗る。
これが日本各地に残る蘇民将来の説話。災厄、疫病を払い、福を招くという民間信仰。特に伊勢では注連縄として一年を通して玄関に掲げられるのが習慣になっている。
さてここで、疑問がひとつ ・・・・・・
このふたりの登場人物なんだけれど、蘇民将来が主役で、スサノオノミコトが脇役?
いやスサノオノミコトが主役とも言えるんじゃない?
ってことで、今回はこのスサノオノミコト別名牛頭天王・ゴズテンノウにスポットを、そして leading role 主役に抜擢。
しかし漢字で記したところで普通、ここは気張って造形化してしまおうと出来上がりましたのが、こちらの蘇民将来子孫家符、じゃない牛頭天王・ゴズテンノウ版の注連縄。
このような趣向を考えた理由がもうひとつ。
牛頭天王は我がフランチャイズ河崎の氏神さん、河辺七種神社を代表する神さん、言わばメインキャラクター。夏には「テンノウさん」という愛称のお祭りまで催され地域に愛されている。そこで、今年からこのテンノウさんを登場させることで、古くから伝わる民間信仰を少し応用変化させて新感覚にお祀りしたいと思った次第なのです。
で、真面目にこちらの注連縄を販売したいと思います。縄に垂は本職の方に、テンノウさんのデザインはボク、木工細工は友人和田くんにもヘルプを願い、ボクが手仕事で仕上げています。限定20体のお届け(12/23 - 25予定)ですので、ご予約を本日より承ります。お届け前にはボク自身が皆さまに代わりまして、氏神さんに出向きこちらの商品ともどもお参りを済まし、ご希望の方のもとへ。
実物サンプルはモナリザにございますのでご覧下さい。
こういうのがあってもいいじゃないか、中々オモシロいじゃないか、ひとつ家にもらおうじゃないか、というサポーターがみえましたら、どうぞ私ナカタニまでお知らせ願いたく存じます。一体 ¥2.160 のお納めをお願いいたします。オマケに、ポータブル蘇民将来符ももれなく同封いたしますのでお楽しみください。
PS. 木工テンノウさんの部位ですが、一年で焼いてしまうのは惜しく思いますので、翌年もお持ちくだされば新たな縄に垂とともにご用意する所存です。その際、新たな部位と手間賃の御供えは頂きたくお願い致します。

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