2009/3/10
サンドブラスト サンドブラスト
今週から始まった工房での新しい課題はSandstrahlサンドブラスト。
Gravurグラヴィールよりサンドブラストのほうが日本では聞いたことがある人が多いかもしれない。基本的にうちのGravur工房では名前の通りGravurガラス彫刻をメインとして技術習得するのだけど、ガラスの表面加工の技術としてこのサンドブラストもやります。 サンドブラストとは簡単に言うとコンプレッサーから研磨剤を対象物に噴射してガラス表面を削り模様などを入れる加工法。これによってガラス表面は白くマットな状態になる。
で、昨日9時間かけてひたすらやったことと言うと・・・

複写とマスキングテープの切り抜き・・・
直径約30cmのお皿に白いマスキングテープを空気を入れないようにぴったりと裏面に貼り付け、カーボン紙で下絵を複写する。春にちなんでかモチーフはチューリップ♪
これを4段階に分けて、つまり4層の厚みにサンドブラスト加工するのが今回の課題。ということで一番深くなる部分=一番最初に切り抜く部分をカッターで綺麗に切り抜きます。写真は一段階目の切り抜きが終わった状態。お皿はもともと透明だから仕上がりの色は反転することになります。
エレン、カタリーナ、ヴィクターらとたまにおしゃべりしながら作業できるのは楽しいけど、9時間座ったままひたすらカッター作業というのは疲れる。
けど今日はもっと疲れた

サンドブラストマシーンで作業する私、の図
一見楽そうに見えるけど、この研磨剤を噴射するガンがやたら重い。。。

中はこんな感じ
ちなみに噴射はできるだけ対象物の真正面に向けてします。そして、ほんとは専用のゴム手袋をつけて噴射しないといけません。良い子はマネしないように・・・ でも臭いんだもんあの手袋。
サンドブラストというのはものすごーーーーい時間がかかる。一段階目の層を十分な深さ(といっても4、5mm)にするのに実に5時間、ひたすら噴射。ものすごい轟音(喩えるなら掃除機をかけているような音)の中、これでもかと噴射。この噴射されている部分の具合が分かりやすく見えたらいいんだけどそうはいかない。取り出して触ってみるとサンドされた所が彫られているのが分かるけど、十分な深さかどうか見極めるのがこれまた難しい。
私『シュバルツ先生、これで大丈夫ですか?』
先生『まだまだよ〜』
先にサンドの課題を終えているBクラスの子らに聞くと、実に2週間以上、ひたすらサンドブラスト室にこもりっきりであったと言う。。。 (^^;)
シュバルツバルト様、コメントありがとうございます☆
Gaaaanz genau! 層が完成する都度、次に深くサンドブラストする部分のテープをはがして進めていきます。仕上がりが私自身も楽しみです♪ でも、マシーンの写真を見てもらうとわかるように、開閉ドアの両脇は砂が飛び出ないようにブラシ状のもので仕切られています。このブラシの隙間に両手を入れて作業できるようになっているんですよ^^ だから右腕がだるくなったら左手に持ち替えたり、いすに座らず立って姿勢を変えたりしていました(笑) う〜でも肩凝ったぁ〜・・・
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Gravurグラヴィールよりサンドブラストのほうが日本では聞いたことがある人が多いかもしれない。基本的にうちのGravur工房では名前の通りGravurガラス彫刻をメインとして技術習得するのだけど、ガラスの表面加工の技術としてこのサンドブラストもやります。 サンドブラストとは簡単に言うとコンプレッサーから研磨剤を対象物に噴射してガラス表面を削り模様などを入れる加工法。これによってガラス表面は白くマットな状態になる。
で、昨日9時間かけてひたすらやったことと言うと・・・

複写とマスキングテープの切り抜き・・・
直径約30cmのお皿に白いマスキングテープを空気を入れないようにぴったりと裏面に貼り付け、カーボン紙で下絵を複写する。春にちなんでかモチーフはチューリップ♪
これを4段階に分けて、つまり4層の厚みにサンドブラスト加工するのが今回の課題。ということで一番深くなる部分=一番最初に切り抜く部分をカッターで綺麗に切り抜きます。写真は一段階目の切り抜きが終わった状態。お皿はもともと透明だから仕上がりの色は反転することになります。
エレン、カタリーナ、ヴィクターらとたまにおしゃべりしながら作業できるのは楽しいけど、9時間座ったままひたすらカッター作業というのは疲れる。
けど今日はもっと疲れた

サンドブラストマシーンで作業する私、の図
一見楽そうに見えるけど、この研磨剤を噴射するガンがやたら重い。。。

中はこんな感じ
ちなみに噴射はできるだけ対象物の真正面に向けてします。そして、ほんとは専用のゴム手袋をつけて噴射しないといけません。良い子はマネしないように・・・ でも臭いんだもんあの手袋。
サンドブラストというのはものすごーーーーい時間がかかる。一段階目の層を十分な深さ(といっても4、5mm)にするのに実に5時間、ひたすら噴射。ものすごい轟音(喩えるなら掃除機をかけているような音)の中、これでもかと噴射。この噴射されている部分の具合が分かりやすく見えたらいいんだけどそうはいかない。取り出して触ってみるとサンドされた所が彫られているのが分かるけど、十分な深さかどうか見極めるのがこれまた難しい。
私『シュバルツ先生、これで大丈夫ですか?』
先生『まだまだよ〜』
先にサンドの課題を終えているBクラスの子らに聞くと、実に2週間以上、ひたすらサンドブラスト室にこもりっきりであったと言う。。。 (^^;)
シュバルツバルト様、コメントありがとうございます☆
Gaaaanz genau! 層が完成する都度、次に深くサンドブラストする部分のテープをはがして進めていきます。仕上がりが私自身も楽しみです♪ でも、マシーンの写真を見てもらうとわかるように、開閉ドアの両脇は砂が飛び出ないようにブラシ状のもので仕切られています。このブラシの隙間に両手を入れて作業できるようになっているんですよ^^ だから右腕がだるくなったら左手に持ち替えたり、いすに座らず立って姿勢を変えたりしていました(笑) う〜でも肩凝ったぁ〜・・・

2009/3/11 3:47
投稿者:シュバルツバルト
でも、ガンを持った右腕がずーっと箱の中に入っていると、装置の前でほとんど体を動かせませんね。大変だ。
これが終ると、また2層目のためのカッター仕事が来るんですね。
http://sun.ap.teacup.com/schwarzwald/