2009/2/6

プロジェクトの立ち上げ  プロジェクトX

担任のワーグナー先生の授業前にうちのAクラスで、そしてその後シュトラウスダス先生の授業中お邪魔してBクラスでそれぞれ私の考えているプロジェクト内容を話した。

私がここの学校に来てからずっとなんとかしたいと思っていたこと。
それはずばりトイレ!
私はこの学校に来ることが数年前からの夢だったし、今こうしてその場でガラスのこと全般と新しくGravurという技術を学ぶことができて本当に嬉しいし、学校が大好き・・・ ただしトイレを除いて。。。

一番の要因はここのドイツ人生徒に「次の人のために」という心遣いが欠けていること。自分たちで掃除をしないということも原因。日本だったら高校まではだいたい班ごとに週替わりで自分たちの教室や廊下、トイレなどを掃除するけど、ドイツではどこの学校でも清掃員の人任せで先生の監督のもと生徒が掃除するということがない。(年末に教室の大掃除という名の軽い片付けはあったけど) 
「清掃員の人が掃除するからいいや」「他の人のことは関係ない」という感覚がかなり感じられる。そういう意味で、日本の学校で生徒が自分たちで学校を掃除するというのはほんとに素晴らしいことなんです!これも今の学校での実情を見て改めて感じた日本の良いところ。(まぁ好きで掃除してたわけじゃないけどね)

トイレ自体が機能しないというわけじゃない。問題は・・・

トイレットペーパーを床に置く
もしくは床に落として転がしたまま
それを直すことなく新しいトイレットペーパーが持ち込まれ
全部使い切ることのない半端なトイレットペーパーが床に散乱
ペーパータオルを容器にセットせずに積み上げられたものを使う
→必然的ペーパーなだれ
ペーパータオルがなくなったらトイレットペーパーで手をふく
(ドイツ人は手を拭くためのハンカチを持っていない)


 これらを不快に思っているのは私だけでなくもちろん他にもいるけれど、結局「ここのトイレは最悪!」という文句だけ吐き捨てて状態は何も変わらない。

「トイレを綺麗に使ってください」
先生たちの会議で各クラスに警告するよう決定され、先週クラス委員のデニスから伝えられた連絡事項。ガラス科の全学年はもちろん他の科にも伝えられたけど・・・
はっきり言ってそんなん意味ねぇーーーーー!!! 
そんな口頭の一回きりの注意じゃ残念ながらやっぱり何も変わってないんです。

そもそもなんで生徒はトイレットペーパーを床に置くのか???
それは・・・・・・

信じられないけど、設置してあるローラーの芯が取り外せないから!!!木の芯の両端がねじでとめられて、取り外すためにはドライバーが必要。。。なんでこんなバカな作りにしたのかほんまに意味不明。 そしてトイレによってはこのローラー自体(ペーパーを取り付けられなくても縦に置くことができる貴重な場所!)がない!!!よりによってトイレの絶対数が少ないこの学校のガラス科の生徒が利用する2つのうち一つがそう。取替えが簡単にできない構造で他に置けるような場所がないから床に置く(だいたい転がってるけど・・・)という流れが見えてくる。 

この根本的な設備の問題が生徒の使い方の悪さをさらに助長し、清掃員さんはそれにうんざりしてちゃんと清掃してくれないこともある。そしてさらに環境が悪化。。。
こんな完璧な悪循環ある?! 
さらに驚愕するべき事実は、ローゼンバウム先生とこのことについて話をしてわかったことだけど、1年以上も前からすでに生徒のトイレの使い方が問題として議論されてきたのに生徒が利用するトイレの設備自体の問題を全く知らず、それでもって解決策が見つからないままほったらかしにしていたこと!!! 他の先生たちもこの事実をほとんんど知らないよう。
先生たちは教員用の清潔なトイレを使っていて(トイレの鍵をみんな持っている)、私たち生徒のトイレをめったに使うことがない、というか使いたくないから行かない。だから清掃員からの苦情で会議の項目にあがることはあっても実際の状況を知らない。  
この1週間で両者と話をして次々と明らかになった先生と生徒の認識の違い。お互い結局見たくないものを見ようとしてこなかったんだと思うし、これもそもそもの大きな原因だったんだ。   

ということで前置きが非常に長くなりましたが、私が計画したプロジェクトとはガラス科の1年生でチームを作り、今の状況を少しでも改善できるよう、各トイレにトレペを置く台&機能的なローラー等を製作、設置すること。
ガラス絵付け・パネル工・ガラス研磨・ガラス彫刻の4つの専門分野を歩み始めた生徒がそれぞれの得意分野を生かしてデザインから製作、トイレへの設置まで自分たちの手でやるというのがコンセプト。もちろんガラスを使って。 注意されるだけよりはこっちのほうがモチベーション上がるでしょう? そして自分たちのためのものを自分たちで作ることで、きっとトイレの使い方の意識も変わるかな〜、変わったらいいなぁ〜というのが真の狙い。

これは休み時間や放課後残っての自主的な仕事。残業が大嫌いなドイツ人。
でも心配をよそにみんなからの反応は好意的で、用意した張り紙にはもう何人かが名前を書き込んでくれた。 来週の水曜日の昼休みに205の教室で最初の【生徒会議】が行われます。それまでに協力してくれる生徒はどれくらい現れるんでしょうか?!


オラフ(笑) コメントありがとう。
読んでくれてたん?全然知らんかった! ていうかドイツでもってどういうこと?!私高校でもそんな変な委員やってたん??? 本人全く覚えてないんですけど(汗) めっちゃ気になるわ!今度メールして秘密で教えてね!

シュバルツバルトさん コメントありがとうございます。
おっしゃっる通り、口は達者な人が多いですよねぇ(笑)
でも全員参加ではなくて、有志を募ってチームを作るので、果たして私の話を聞いて実際にどれくらいの子が動いてくれるかは全くわかりません。しかも彼らのことだから話をまとめて全員が納得した中でこれを進められるかも実は大きな不安です・・・ すんなりうまくはまず行かないでしょうね(^^;)
1



2009/2/9  0:04

投稿者:シュバルツバルト

トイレの設備不良を全員参加型のプロジェクトで解決するというポジティブな発想と、それを呼びかけた勇気。まったく賞賛に値します。こっちの人は権利ばかり主張して、なんでもかんでもやらない方向に話が進むからね。口ばっかり動いて手が動かないというか。それから、掃除をするというのは、人格形成の上でやっぱり大事ですね、そう思います。これからまたこのプロジェクトがうまく転がっていくといいですね。

http://sun.ap.teacup.com/schwarzwald/

2009/2/7  22:02

投稿者:オラフ

お久しぶりです。
いつも読んでます。
ドイツでもトイレットペーパー委員なんだね(笑)
プロジェクトが成功するよう、元トイレットペーパー委員の片割れとして
陰ながら応援しています!


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