昨日は予約のキャンセルが二件ありました。直前になって行けなくなりましたというお電話を下さったお客様が一件。もう一件は何の連絡も無くドタキャンという奴です。こういう方は一年に一回くらいしかないのですが、家人からは初めてのお客様には電話番号くらいは聞いておこうねと言われています。
でも、何だかそれは「貴方を信用していませんよ、こちらも商売ですからね。」と念押ししているようで何だか嫌です。甘ちゃんなんだよなぁ、私は。と思っています。でも、ほとんどの方がキャンセルのときも連絡を下さるし、黙ってこられない方はご縁が無かった人なのだろうとあきらめるか、自分自身に何か問題があったのだろうと反省することにしています。
でも、昨日は少し嬉しい出来事も。以前、私が施療したときにそのお客様の体質から考えて「漢方薬」による治療が向いていると判断して、病院へ行かれることを勧めた方がおられたのですが、その方から昨日突然お電話を頂いて、「お礼に伺いたい」というのです。時間を設定してお待ちしていると訪れたその方のお話では、私の所で勧められて病院へ行ったところ検査の中で重要な病気が見つかって「即入院」となり、ほっておいたら大変なところになるかもしれなかった病気が大事に至らずに済んだのだということ。
その病気自体は一生付き合っていかなくてはならないものらしいのですが、早期に発見できたのが何よりだった・・・退院したら私の所に行かなくてはと思っておられたそうです。
「良かった。」とは言えないことですが、その方のその素直で純粋な心が命を健全な方向へ進めたのだろうと嬉しくなりました。病気と付き合っていく結果になったのに、その方の笑顔がとても晴れ晴れとしておられたので、私もとても晴れ晴れとした気持ちになりました。
人の心を信じていく。大切な事なのだと感じました。

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