その方の霊視を始めたら、最初に「巫女」というイメージが現れたのだけれど、すぐに消えてしまいました。
そして、視えてきたのは中世の騎士の決闘のシーン。あの鎧兜をつけて騎乗して長い槍と盾を構えて、お互いに走り寄って相手を叩き落すあの決闘のシーンです。
何回も何回も、いろんな人を相手に決闘を繰り返している人が視え続けていました。そして、これを見ている目線があって「愚かな・・・」と常に思い、つぶやき続けているのです。
段々と視えているものの意味がわかってきました。最初に感じた「巫女」というイメージは「巫女神」とも言える「アメノウズメノミコト」の存在だったようで、彼女を守護している神様だったようです。守護神は彼女が何か人と争ったり、競い合ったりしようとしているのを嘆いていて、止めさせたいと思っているようなのです。
それで、彼女の前世の中で愚かな競い合いを続けていた世を見せて、その愚かさを伝えたいと思ったようなのです。
彼女にお伝えしたところ、よくわかられたようでした。初めて来られた方だったのですが、ここにやってきた意味がよく判られたようで「私は人と争うことは大嫌いなんです。」とおっしゃっていました。それでも、いつのまにか人と争う立場になってしまうことは現代社会ではよくあることです。何かに彼女が気づいてくれたのなら幸だと思いました。

0