霊能力者の方達の霊視の手法というのは、本当は一人ひとり全く違うものになるはずだろうと思うんです。
昔、いろいろな霊能者の方が出ているテレビ番組であの青森の木村藤子さんの霊視や除霊の仕方が他の人達と極端に違っていたのがとても印象的でした。江原さんもイギリス流ではあるけれど、ちょっと独自の霊視手法のような気がします。
何か目的があって霊視をする人達の場合は、本当にそれぞれ別の霊視手法であるべきだと思います。視える霊の形も一人ひとり違うものであるべきだろうと思うのです。
何故なら、一人ひとり「人」の魂は別のものだからです。霊視に関して言うなら一人ひとりが別の言語を使っているようなものなので、本当に役目があって霊視をしている方なら、その独自の言語を使って表現するはずだろうと思います。
「悪霊が憑いている」とか言うのも、私が視ている限りでは因果律が狂っているだけで、何かの霊が悪さをしているわけではないのです。ただ、その人達に詳しく説明してもわかってもらえないのでそのような感じで話しているだけで、怖い思いのようなものを出来るだけ感じさせないようにしています。本当に怖いものではないのですから。
私の知っている霊視が出来る方達の中には二種類おられるようです。生まれつきただ霊が視える「敏感な人」と目的や役割があって視えたり、神霊と話が出来たりする「使命の人」です。
「敏感な人」が段々増えてきていますが、こういう方達がきっちりと霊的教養を勉強していってくれればいいのですが、現象そのものの特異さに引きずられていつまでも霊的人格を高めないでいることはあまりいいことではないかもしれません。
「使命の人」はきちんと役割を霊的世界から伝えられていますから、お金や地位なんていう社会的なものから無縁な状態でおられますし、有名になることも拒否しますから、人々の中に埋もれてボランティアな活動を細々とされている方が多いように思います。
そして、彼らはそれぞれ独自の視え方をしていることだろうと思います。本物というのは「見えない」存在なんですね。

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