守護霊を就けてあげられる?っていう人がおられるらしいけれど、それは嘘です。断言しちゃいます。
まず、守護霊はどんな方にもついておられます。力や霊格はさまざまですが、それは御本人の、そして御先祖様の人格や霊格、徳の積みようによって違ってきます。しかし、もちろん可も無く不可も無く就いて下さっているので、それを無理やり就けてあげるなんて出来ないし、してもいけないことです。
と言いながら、私は先日それを行いました。最近二件ほどしました。ただし、それにはその御本人と会う前から準備がなされていて、会う前から導かれてその神様の社に行き私自身が「分霊(わけみたま)」を施され(その時点では訳も分からず)、その方が私の前に来られたときに初めて、理由もいきさつもわかって、私から「分霊」をさせていただくという形になりました。お二人ともに不幸に連続して遭われて、精神的にも深く疲れておられました。また、分霊を求めて来られていたわけではなく、非常に謙虚な気持ちで神様の前におられたのです。多くを求めず、謙虚な気持ちでおられることこそが神前での正しい姿なのです。
倭の神は礼儀というか、作法に意外とうるさいのがわかってきました。そして、神様だけに因果というか、偶然を操る力がすごいのです。だから、作為的に神に関わるなどというのはもってのほかだし、してはならないことなのです。お願いします、皆さん。神前でも仏前でも、祈る・願うというのは止めましょう。それは人の穢れを神や仏に投げつけているのと同じなのです。感謝の気持ちを伝えるだけにしてください。それが作法です。

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