当院の常連のお客様のお話です。お母さまが亡くなられて少し経ち、そう言えば遺言で「親友がいる。もし亡くなったら丁寧に対応してやってほしい。」と伝えられていたなぁと思っていたそうで。
そうしたら先日早朝に玄関のドアをダンダンダンと大きく叩く音がするので、またどこかの霊体が来たなと思ったそうで(そういうことが時々あるお家だそうで)、それでまたかと思いつつ二度寝して、起きた後仏間に行ったらいつもかけているお経さんのカセットテープがいつの間にか回っていてお経さんが鳴っている(昨夜間違いなくコードを抜いていた)、お線香が立っている、お灯明まで点いている・・・びっくり仰天していたら電話が鳴っておばあちゃん(お母様の)の親友が亡くなったとのことでした。
おばあちゃん、なかなかの頑固者で気の強い人だったそうで死んでからもこういう義理を大切に思っていたようです。お客様、当院に来るまで身体が何だか奇妙に冷えていたそうで・・・冬の怪談ですね。

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