そうですね。家族の中の問題で悩んでおられる方は私も含めて、お客様の中にも多いです。血のつながった、何も余計なことは言わなくても分かり合えるはずの「家族」という関係の中で、だからこそ生み出される悩みというのはなかなか根深くしつこい領域を持っています。
切り離そうとしてもなかなか切り離せない、例えは悪いかもしれませんが「ガン」のようなものなのかもしれません。言葉を尽くしても分かり合えない部分が出てきてしまい、感情に支配される部分も多くなりがちなので一度問題が表面化するとなかなか収まるものではありません。
家庭内暴力や引きこもり、児童虐待などという問題も「家族」という病がもたらす劇毒のようなもののように思います。
人が人である限り永遠に解決できず振り回され続けていく問題なのかもしれません。
霊界にお聞きすると一言でした。「執着を捨てなさい。」・・・そうか「執着」かと思いました。家族という関係を病気化するのはそれが問題なのかもしれません。しかし人にとって執着心というのは「愛情」という言葉に置き換えられてしまうことがあって勘違いしている人が多いかもしれません。
家族という病をなくすにはある意味「愛情」と「執着心」を自分の中できちんと分離することが第一歩なのかもしれません。ゆっくりと考えて行こうと思っています。

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