本来は晴れているのに雨が降ることをこう呼ぶらしいです。
でも稲荷明神の眷属でもあるお狐様が守護しておられる方に縁談の予感があると狐の嫁入りの光景が氣視される場合があるようです。
その光景は闇夜の山中に山の峰に連なる狐火の光の列でした。それは何故か懐かしい風景に視えました。穏やかに静かに聞こえてくる花嫁道中の鳴り物の音、時折ザッザッと行列の足音が混ざります。闇夜なのですが、うっすらと木々や道の白い線だけが見えるような暗さです。
あちらの世界の妖しさのようなものが感じられもしますが、それよりも神様の眷属らしい厳かさもあるような光景でした。きっとこのご縁は不思議な力に導かれてこの人の元にやってくるのだろうなぁと思います。うまく捕まえて幸せになっていただきたいと思います。こういうご縁は強いのですが、一瞬で消え去りもするので捕まえるのは至難の業でもあるのです。
うまく捕まえてお幸せに。

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