当院の施療は基本的に「氣むが身体の中をスムーズに通るようにすることです。氣の流れは一部分で滞っていたり、逆方向に流れていたり、一番多いのが上半身にほとんどの氣が集中してしまっていたりする形でしょうか。
お客様はそんなことはわからないかもしれませんが、氣が流れるようになると気持ち良かったり、例えば大腸とかがグルルと動いたり、急に睡魔が襲ったり、咳が急に出始めたりするようです。お客様の中には「何か身体の中をすーーっと何かが通った気がする」とおっしゃる方もおられます。長い間滞っていた氣が一気に通ったりするとそういう実感があるのかもしれません。
氣が流れれば血流も流れますし、体液の循環も良くなります。何よりも心のしこりのようなものが少しだけ溶けるかもしれません。私はそんなことを願って施療を続けています。
氣がスムーズに流れているとまず素直に何でも感じられるようになるようです。そうすると周りの運気のようなものが自分の心の中とシンクロしやすくなるようです。ちょっとだけ生きやすくなるかもしれません。身体の中の氣の流れは世間の中を、自然の中を流れている氣と基本的にシンクロしているものなのだろうと私は考えています。
自分と外との繋がりは実は「氣」というものが基本になって出来ているのだと私は考えているのです。

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