ある女性のお客様のご相談を受けるために施療しながら氣視させていただいておりました。
事前に言っていただいていた通りに身体の方はそれほど不都合な個所はないようで、ご相談のほとんどはご家族のことだったり、精神不安のことだったり、お仕事場の人間関係だったりのようです。
ただ氣視させていただいていて気になったのが、ご先祖霊のお姿が何だか視えづらいことでした。何だか白い霧の向こうに視えなくなっているような感じで・・・・これはもしかしたらご自宅にお仏壇とかが無いのかなと感じました。
施療後ご相談についてお話ししながらお聞きしてみるとやはりお家にお仏壇が無いとのこと。少し前まではご実家で暮らしておられたそうで、そちらにはもちろんあったそうなのですが、今は簡単な神棚が置いてあるだけで他にはそういう類のものは無いということです。
霊的なお話をすればお仏壇というのは霊界アンテナのようなもの。それがあることで霊界からの繋がりがつながりやすくなります。ご先祖様たちがいつでも見たり聞いたりそばに来たりしやすくなります。現世の方にするとお仏壇のお世話をすることによって潜在意識的に精神安定につながったり、生活に小さな張り合いが作れたりします。お仏壇はどんなに小さくても簡素なものでも構わないのです。仏様に手を合わすときに生まれる目に見えない方達への感謝の思いというのが人にとってどれだけ大事かということです。
荒れて反抗的だった一人暮らしの息子さんがお仏壇を買って差し上げて、これを守って行きなさいと告げたところ生活が安定してとても親孝行な息子さんに変わって行ったという実例があります。息子さんは自分が親や祖父母やご先祖様に守ってもらっているとお仏壇を感じることで実感したのだと思います。
不必要なアイテムと思われがちなお仏壇ですが、意外と大切な霊的アイテムなのだと思っていただけると嬉しいです。仏具メーカーさんから一切何もいただいてはいません(笑)。

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