子供のころから霊的なことには興味があったのですが、そういう類いのものを見ることもなく感じることもなく育ってきました。他の人が「そこにいるよ・・」という時でも私には全く見えず感じずで、何故なんだろうと思ったものです。
まだ弟氏のほうがそういう能力があるようで、不思議な夢やら何かを感じている雰囲気やらを語っておりました。
だからきっと私には強い守護霊様が就いておられてそういうものから守ってくださっているんだと思うようにしていました。
「氣の経絡指圧」を修行し始めたときもそういう霊的なものなどとは無縁の東洋医学の真髄に近づきたくて勉強していたものです。そこから図らずも「氣」から「霊的な世界の端緒」へと続く道があり、いつの間にかそういう世界を感じ視ることが出来るようになっていました。
自分から入っていける世界ではなく、導かれて 手を引かれて入っていく分野なのだなと何となく悟ったような気がしています。
自分の霊的な背景が解ると、自分自身の理解が深まり、自分が深く愛せるようになります。他の人との「ご縁」というものの仕組みが解るとそれもまた愛せるようになります。自分や他人との一体感というのはなかなか得られるものではありませんが、霊的なカラクリというかシステムというかそういうものが解ってくると段々人は執着から離れて博愛と自由を得るような気がしています。
良いことばかりではありませんが、「覚悟」というものを得ることによって生きる気力が湧くようになることもあるようです。

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