最近、近くの図書館を利用しています。歩いて15分くらいのところにある玉川図書館という大きな施設です。
一度に10冊まで借りられて二週間が返却期限になります。人気の作家の作品は常に借り出されていて中々借りられませんが、まだ文庫化されていない本で読んでいないものが大量にあることがわかり、少しずつ楽しんで読んでいます。
昔、小学校の図書室に入りびたりで月に十冊近くも借りては読んでいた頃を思い出します。貸し出しカードというのが裏表紙に付いていて、そこに名前を書くのが楽しみだったような気もします。
一時は図書館に勤められたら幸せだろうなぁなんて思って、図書館の司書の資格を取ろうかなんて思ったりしたものです。
でも、自分が本当に好きなものは仕事にしないほうが良いというわけの判らない直感のようなものがあり、それは止めました。大好きな映画や音楽のそばにいたら楽しいと思って、レンタルビデオ・CDの会社に入社しましたが、それは本当に好きなものが「本」であって映画や音楽は二番目・三番目だったからかもしれません。
世の中から無くなって困るもの。それの順位は「本・映画・音楽」という順番なのかもしれません。もちろん、それ以外にも無くなって困るものはいっぱいあります。
「家族」「山」「信じるもの」「自分」・・・・・でも、まぁ何て人と言う生き物は強欲なのだろうと思います。自分の思いをこんなに何よりも最優先させようとする生き物は他にいないのかもしれません。
本を読む・・・それも自分の知りたいという欲望を満たす行為なのかもしれません。

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