最近、健康の為に30分ほど毎日歩くことにしています。昨日は出張先まで30分ほど歩いていきました。
日の光の中を歩いていると少し汗ばむほどの温かさですが、風は涼しくて歩くには絶好の季節です。
でも、インフルエンザの流行のせいか町の人々の顔には穏やかさがないように思いました。景気の悪さも影響しているのでしょうか。
金沢の中心部には二ヶ所の地域分けがあって「武蔵が辻」というエリアと「香林坊」というエリアです。そこに集まってくる人達の顔つきにそれぞれ特徴があって、はっきりとどの地域の人かというのが昔は分かったものです。
私は今は香林坊の近くに住んでいますが、元々は武蔵が辻エリアの人間で子供の頃によく見かけた顔つきの人達が多くおられる武蔵が辻付近に行くと懐かしい感じがしたものです。
歩いていても東京の近郊に住んでいた大学時代には、人の視線というものが全く無くてそれが清清しく感じられたものです。金沢では歩いていれば必ずすれ違う人達の視線が感じられるのです。田舎の地方都市では、人に対しての興味が当たり前に濃くあったものです。
最近では歩いていても若い人達は視線を向けてくることがなくて、都会のような風潮を感じられます。人に対する警戒心もしくは関心が薄れているのだろうと感じられます。
歩いていて感じられるものがいっぱいあります。風・人の目・風土・生きている実感・・・・季節は冬に近づいています。

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