「氣」は天の氣というものが頭頂の百会のツボ・・いわゆる「天穴」から入り口から入る食の氣と混じりあい(?)全身を流れ、腰の丹田あたりで少し回転してから脚を通って足裏の湧泉のツボ・・いわゆる「地穴」から大地に排出されていきます。
手のひらにある労宮のツボ・・いわゆる「人穴」からは人との交流によって流れ込む人の氣もありますが、これが腰の辺りの氣の流れの回転を生んでいるのかもしれません。
最近の人はこの氣の流れが乱れていることが多いです。上半身にばかり流れが集中して下半身の氣の流れが枯渇している方も多く、時には氣の流れが逆転する「氣逆」という症になっている方もおられます。
原因は大脳の使いすぎ・・だろうと思います。頭で考える事が優先され過ぎて要するに「頭でっかち」なライフスタイルになっているのです。人は胸の真ん中や腰の丹田で考えなくてはならないこともあるはずなのですが、何でも頭だけで考えて処理しようとするためにそうなってしまうのだろうと思います。
思いを胸の真ん中の「ハート」という所に持っていってみてください。優しい気持ちや考えになりませんか?同じように腰の丹田と言うところに思いを持っていってみてください。何が本当に大切な事なのかに思い至りませんか?
思いを頭にだけ振り分けていては人として充分な生き方が出来ないのだろうと私は思います。

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