11/24(日)
マツシタマサヒロさん企画ゆえになのか唄(ボーカリスト)に魅力のあるバンドが多かった。どのバンドについて語るべきか、どのバンドについても語るべきではないんだろう。
鈴木実貴子ズは今回、はじめのうち、いさみ高橋さんのドラムアレンジにばかり気をとられた。相対的に声の印象がうすまるならばそれは良いのか悪いのか。これまでいつでも観るたびショックを与えてくるみっこさんだったけれど、ついに僕も「慣れた」のか、と思ったら中盤以降、結局すばらしかった。また少し唄い方が自由になったように思えた。くさらないために。自然なことに思う。
歌詞の辛辣さ、感情を表に出した唄い方・弾き方などが目立った魅力として言われがちだとしても、ただほんとうに美しくある旋律も光だ。いつまでも永遠に凄いなら、そんな奴はバケモノであって嬉しくない。いずれガッカリさせてくれるだろう、その先。飽きて、くさりきって、やめる、かわる、きえる、ありえるけれど、もし永く唄う、唄って、なおかつ幸せである未来があるとしたら。あの旋律の美しさは重要になってくるように思う。
ネルコスキーは、フルメンバーバンドをやっと初めて観れた。ピロリルさんの曲と声がポップロックとしての輝きを存分に放っていることは、とっくに知っているけれど。バンドとしてはやっぱりまだ始まってもいないのかなーと感じる。途中からしか観れてないのでロダンやったか分かんないけどロダンきいてみたいロダンどうなってるんだロダン。かんがえる。
ハーシーハーギーというバンドは僕にとっては普通だった。こんな書き方は失礼な気がする。普通とは悪い意味ではなくて、良い意味でもないです。普通のいみです。かっこよかったです。レジオキングは言わずとしれたといいますか、演奏力やパフォーマンス、それらはプロと言っていいレベルで、ただ僕は好みではないだけで、すごいのは明らかで、好きではなくても一流の何かはそこにあることだけで熱量を発しているし観たいなと思える。損したとは思わないもんね。ヘッドスライディングしてたなー。
他、ほとんど「おひさしぶりです!」な面々で、平均8年ぶりの勢い。サクラショック!は2人っきりになっていたし、いとまとあやこのあやこさんは ragan のひとだった。
みっこズが引き算の2ピース(じっしつ1.5人組なほどに削ぎ落とされた音像)であるならばサクラショック!は足し算の2ピースで、4人組くらいの音を叩き出していた。いとまとあやこは、ついに初めてライブ観たけれど噂通りの実力だったし狂ってもいた。取り乱していても完全に制御されていて、そしたら「狂ってるフリ」だってことになるはずなのに、ちゃんと狂ってもいた。それはDRYとWETのMIX具合よろしく絶妙の匙加減が要求されるところで、すなわち、だから、好きだった。信頼しちゃうなあーって思った。
360℃は、アナログの頭脳とかの曲もやってたしマツシタさんが「バンドの時のマツシタさん」そのものだったので、なーんだ!マツシタさんのバンドじゃないかー!と思ったけれど、ベースのひとはネオパンクみたいな音色で硬派に弾いていて好みだったしドラムのひとはゴキゲンで人柄で叩くタイプのドラマーで最高で、だから、すなわち、360℃だった。
これが360℃なのか、と
ライブを観れて本当に良かった、と
思うことができた。 など。
「ヘッドスライディング Vol.9 最終回」@栄タイトロープ
の話でした。ぼくらは夕暮れ
11/30
ぱんちらあそび@大須 賽ノ目
タイムテーブルです
18:00 open
18:30〜 秘密結社シルヴァニア
19:00〜 金色
19:30〜 ともちゃん9さい
20:05〜 解離
20:40〜 ヤングフラッテリィズ
21:10〜 三木悠莉
21:50〜 コトナ with bravoo
こんな具合で
いきます! just kick it.

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