2/26にはグッドウェザーもあったし、ビッグジョーも名古屋に来ていた
けれどそれらの会場へ行くことを諦めたミーは影踏み遊びに来てくれた
ダイさんとミスターオオシマと打上がわりにラーメンだけ食べた。
ぼんやりとミスターオオシマの影を踏みながらの帰り道、ミーは
ミスターに「水の上を歩く」のこととかを訊いてみた。なるほど、
そういう思惑もあったのか!と思った。ふむー!気付かなかった毒だ。
ミスターとダイさんと別れ、終電で帰った。
ケータイには影踏み見に来てくれてた友達からメールが届いていて、
「今日はすごいイベントでした!行ってよかったー。
レモンさんのアクトは正直、いまひとつでしたが。」
と書いてくれていた。うれしい。
いまひとつ、と言われれば、しょーんぼり!するし、
きもちわるい、と言われれば、しょっく!を受けるけれど
そういうことがほしい。傷ついたりとか絶望ばっかり、ほしい。
よりよい明日のため、などではなく単純に絶望がほしいんだけど、
もしも明日の希望を求めるひとが居れば、その先には絶望があるから
ほんとにもう、世界には絶望しかない。
絶望は好きだ。何を嫌うのかな。
キライだと思うし、いくらかスキだと思う。
9年くらい前に、今池TOKUZO「PO・E・DA・SHI」で美術家のミーナさん
(北山美那子さん)はステージの上から
「あ ん た な ん か だ い き ら い。」
って、言っていた。
ぼくは、だいすき、って言ってくれたら、きゅんきゅんするのにぃ。
って残念に思って9年後。今。今なら、
だいすき。やっぱり、だいすき、がいいなあ。
ぼくは、だいすき!って言いたいし、言われたいし、だってそのほうが
絶望的でしょ?

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