おとといは一宮38屋っていう店で、だんしゃくネオとライブしてきた。
だんしゃくは元気そうだったから、それだけは良かった。
東京では某事務所に所属してコンビで活動していて、去年のM−1は
2回戦で負けたらしい。名古屋に居る時から数えたら、芸歴はすでに
10年を越えているけれど、まだまだ芽の出る気配はない。
なにをしているのか?という問いは、僕たちには付いてまわるだろう。
それでも、やるんだよ。少なくとも、僕は誰かに話そう。だんしゃくの
これまでの生き様を。38屋での、あの夜の姿を。僕は知っているよ。
店は素敵な雰囲気であったかかった。雨は、強く、降っていた。
ありがとうとか、また会おうとか、ありふれたことを言って、別れた。
雨の中を、見送ってくれた。また会おう。
さて。SSWSのことで書き忘れたことが、まだありました。
まずは、ダイジェスト映像がyoutubeに。えっちゃんさんビガッ!
http://www.youtube.com/watch?v=0ZdxPTibH5M
数少ないお客さんのうちの一人は、マイミクのぬーさんだった。
たしかSUIKA夜話あたりのタイミングでマイミクになったけど
一度も会った事はなくって、顔も知らないし、今回のSSWSに遊びに
来るというのも聞いてなかったので、とつぜん「ぬーです。」って
声をかけられて、どっきりした!エントリーしてたeBiくんと友達らしい。
ぬーさんは、日本のHIP HOPにめちゃくちゃ詳しくて、現場も音源も
がっちり押さえてる重要人物と見た!会えて、うれしかったな。
蛇口さんに「レモンくん、呑みにいこうよっ」って誘って頂いたけれど
猫道君との待ち合わせ時間が迫っていたので、お断りして、僕は
新宿から始発電車に乗って、猫道タウンの猫道ハウスへとトリップした。
猫道一家が迎えてくれた。一家、と言っても、それはずっと猫道君
1人のことだった。猫道君には、ポエトリーまわりのみならず、
様々な話を聞かせてもらって、僕の知識は立体を獲得した。
猫道ハウスには、ユーリちゃんが書き殴った落書きがあるよね!って
なぜか僕は思い込んでいたので、それを見るのを楽しみにしていたので、
家に着くなりいきなり「さあ、落書きはどこかな?」って訊いたけれど
猫道君は「そんなものはないよ」と言ったので、なかった。
僕は、いつ何を根拠として、この思い込みを仕入れたのだろうか。
ただの鮮明なる妄想だったのか。僕は本物なのだろうか。 てへ。
SSWSの司会MCマサキオンザマイクさんから貰った地獄レコーズの
パーカーに着替えて眠った。それから名古屋に帰るまで、だいたいずっと
着ていた。マサキさんはあたたかいひとなので、僕は凍えずに済みました。
他にも自分のクルーのCDをくれたり、前回SSWSに僕が来た時にも
アナログくれたし、今回の優勝MC灯汰には焼肉を奢ったらしい。など。
マサキさんの好感度が上がっていくなか、日も昇り、昼になった。
猫道君は、僕がまだ眠っているすきに、こっそりカラオケボックスに出かけ
稽古をしていた。僕が眠っているすきのことを、どうして僕が知っているか
というと、僕は寝ているようでいて、実は起きていたからだった。
もうちょっと寝ようと思って、うとうとしていたけれど。
猫道君は、僕を起こさぬように忍び足でひっそりと機材を運び出し、
カラオケに向かった。稽古熱心だし、やさしいひと。
さあ、猫道君の好感度も上がったところで、いよいよ僕は目覚める。
稽古から戻った猫道君と一緒に、新宿へと移動した。
その間、電車の中でも猫道君はHIP HOPのこと、ポエトリーのこと、
開口一番、SSWS、西東京などへの愛を熱心に語ってくれた。僕は
けっこう何度も同じ話を繰り返しやがるなコイツと思いながら、
黙って聞いていた。さあ、僕の好感度が下がったところで、新宿に到着。
コトナメンバーのヒデさん、大岩the FIREと合流して
猫道君おすすめのロールキャベツがおいしいっていう店に行って、みんな
ロールキャベツをもにゃもにゃ食べた。おいしいやつだからおいしかった。
大岩the FIREが、僕が左利きであることを、やっと初めて発見した。
コトナは4年くらいやってるけど、それくらいの関係性なんだよねー。
って話とかを、した。ライブ会場のgolden eggに行って、リハが進んだ。
うちのDJ kim morrsonは、前日から横浜のパーティーでDJをしていて
なんと夕方5時現在まだ打上げが続いてるって言って、それを抜け出して
移動してきてギリギリこっちのリハに間に合った。けれど全然寝てなくて
だいじょうぶかな!? て思った。リハをしてみると店のひとが
「(電気)信号、来てませんよー」って言っていて、ケーブルを替えたり
とか試しても「信号、来ませんねー」って言っていて、むむむ…
て思ったら、けっきょく店のPAミキサーのコンセントが抜けていて
え!だいじょうぶかな!? て思った。それから急いで、オープン時間
ギリギリていうか過ぎるまでリハしたけどもちろん大丈夫ではなかったので
コトナミーティングをして「今日は音のことはあきらめて、何か傷痕を
(何らかのインパクトを)残していこう。ふざけよう!」ていうのを
メンバーと確認した。 お客さんが、入ってきていた。
あのひとらしき人が、いて、うっそ、かっこいいー!て思った。
つづく。

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