10/27(土)
名古屋 鶴舞 KDハポン
出演者
ともちゃん9さい
Jaaja
鈴木実貴子ズ
コトナ
12:00スタート
予約1800円
当日2000円
(別途1D代500円必要)
10月27日土曜は「影踏み遊び9」(コトナ、鈴木実貴子ズ、ともちゃん9さい、Jaaja)を観にK.Dハポンへ行きました。
残念ながらわたしはコトナの途中で入場したので、2組目からの感想を書かせていただきます。
鈴木実貴子ズ
実貴子さんの音楽には自分が隠しておきたい自分自身と無理矢理にでも向き合わせようとする力があると思う。
扇情的で戦場的で、聴いているのは他人の音楽だけれど、自分自身と向き合わなければと思いあまりに辛くてライブ中に何度も泣きそうになりました。
「音楽やめたい」という曲は自分がミュージシャンだからこそ共感できるし共感したくないと意地になる。
話すと長くなってしまうのでここでは割愛するけれど、実貴子さんのライブを通して自分を考えた結果、最近ずっと退屈に感じていたライブハウスや、他人と比較して卑屈になっていた自分の音楽との真っ当な向き合い方を少しだけ分かった気がします。
きっとわたしは音楽が大嫌いで大好きだ。
止めたくなるほど寂しく悔しくなる音楽を、今はまだ心の中で勝敗を決めながら、続けていきたい。続けていきたいな。
ともちゃん9さい
ライブ中の空気感が終始綺麗だった。
息を吸う瞬間、早口にまくし立てていく瞬間、映像が切り替わるまでの待機時間ですらも愛しくて完成された世界観に気持ち良くなりました。
とろサーモンの久保田さんへの詩の朗読を聴いてつくづく純愛は凶器だなと思う。
久保田さんへの愛を綴った後、いつか幸せになって久保田さんに面と向かってちゃんと謝りたいと呟いて締められるその詩は、女の子が「ごめんなさい」と謝りながら誰かを想う姿は、とても痛々しく可愛く綺麗なものでした。
わたしはすごく好きです。
Jaaja
どこか知らない国の知らない祭りを観ているような感覚と(もしかしてあれは異世界だったのかもしれない)、暖かい家庭の空気感。
二つのギャップが衝撃的でした。
あの異物感はどこか別の世界のものだと割り切ってしまえれば良いのだけれど、日常や家庭の空気も感じるので急に自分との距離が近くなって、誰もが持っているものなのかもしれないと怖くなってしまう。
何を恐れているのか、何故恐れているのかは数日考えても答えは出てこなかった。
Jaajaさんのライブで、鶴舞で、未知と出会ってしまった。
また観ることがあればあの異物感は何なのかじっくり考えたい。
影踏み遊び9、
振り幅の大きく感情をすり減らしたので正直かなり疲れましたがとても良いイベントでした。
ハポンを出た時の空の青さに、人間は自由なものだと実感できた気がします。
生きるぞ。
text by 杏子
その他の声
コトナ、とにかく素晴らしかった。UPJに出た際に 音と声のバランスが完璧 心地いい って感想があったのがわかるぐらい聴きやすかった。
CD購入して今日通しで二回聴いたけど本当に買ってよかった、と思える盤だった。
鈴木実貴子ズ…3回泣きそうに。皆に与え続けてきた実りが見える
どの曲を聴いても泣ける。歌声の表現力ゴイスー。
ともちゃん9さい
映像と音楽と朗読の三位一体
さすがにクオリティ高いっす
まじぱねえっす
Jaaja、とにかく衝撃的だった。現実に存在しないものの表現だと思いながら見たんだけどあれは思い返すと 実在するけど発見されていない現実の山奥の村の儀式のような感覚だった。布やら骨やらの匂いが野生的で鶴舞が山奥の村になった瞬間だった。演出がとても迫力ある。
Jaajaを観ていたら「家族とは」みたいな気持ちになってしまって、自分がこの世でいちばん孤独みたいな気持ちになって外に出たりして、また中に入って観たりして、けどそういう気持ちになれるって素晴らしいし聴いている途中で自分は孤独ではないと思えたからよかった。
濃かったな。Jaaja、ジャイアントステップス&石丸だいこ、お子たちも混じってのステージ、果てしない祝祭感にやられて、1曲目から静かに涙してしまったわい。
リハではかわいくて面白い歌として聴いていたのに本番とても感動した、コトナの新曲。次期コトナの息吹だ。
今日は昼より鶴舞ハポンで影踏み遊び9鑑賞。
あっという間に時間が過ぎた気がします。
よい空間でした。
影踏み遊びis白昼夢
影踏み遊びの”影”とは、人の”感性”のことだと感じました。
陰を踏んで、陽を生み出す、遊び。
素敵な感性の集まりでした。

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