先日、その制作キャリアという点では、日本を代表する、といっていいクラシック系音楽プロデューサーの三川晋先生からお話を聞くことができました。
ショパンの生誕200年の今年ですが、ショパンをはじめとしたクラシックの癒し系のアルバムを制作してみたいと相談したところ、先生から『癒しのメロディと思われる優雅で、明るい感じの曲、たとえば「華麗なる大円舞曲」の前に、悲しい曲、たとえば「別れの曲」なんかを持ってくるといいんです』とのアドバイスをいただいた。
人間、心を落ち着かせたり、元気になったりするには、まずブルーな気分になり、落ち込んでから、あらためて優雅で、躍動感のある音楽を聴くと良いということだそうだ。
元気のない友達に、「ガンバレ、ガンバレ」という前に、「誰だってスランプがあり、落ち込むときもあるよ」と先に言う方が正解ということになります。
う〜ん、深い。

DELA-1003 『韓流ドラマに聞くクラシック名曲選/デューク・エランドール・オーケストラ』

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