「・・・・そしてぼくはシャンソンに、愛想はあんまりよくないが気位の高い頑固者たちの文化、といったイメージを持つ。」(蒲田耕二:清流出版社刊「聴かせてよ愛の歌を」より)
この蒲田耕二さんの著書には”日本が愛したシャンソン100”というサブタイトルがついています。”日本”という人格は、現実には存在しないので”蒲田耕二が愛したシャンソン100”というように、本のサブタイトルを訂正して欲しいというのが、”頑固者のひとり”の当方としての意見となります。
本の後半では20名の歌い手(あるいはシンガーソングライター、この本でいう”ACI”)を紹介しています。
アズナヴール、ジョルジュ・ブラッサンス、シルヴィ・バルタン、セルジュ・ガンズブール、ジュリエット・グレコなど、”頑固者”なら好きだろうアーティストの名前が続きます。あれ?ピエール・バルーがない。蒲田さん嫌いなんだな。
「歌という芸能はある程度、バカでないと並み以上の水準に突き抜けることができない。」(蒲田耕二)

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