カンテレと向き合うようになってから既に20年以上の歳月が流れました。
最初の頃は、聴いたことのない曲がほとんどで、奏法も分からず戸惑うことも多く一時は投げ出したこともありました。
でも6年ほど前から毎年フィンランドで開催される”カンテレキャンプ”に参加するようになってフィンランドの伝統曲などを知るようになりました。
最近カンテレのコンサ−トでも私が以前に習った曲などを演奏することが多く非常に親しみやすく嬉しい。
9月11日に札幌で開催されたエヴァさん達のカンテレコンサ−トでも多くの曲が既に習った曲で懐かしく聴くことが出来ました。
エヴァ・ヴィルマ・センニ3人で演奏した
Apeainen(憂い) は昨年ヴィルマさんから習った曲。

軽いスウィングののりで聴いていて一緒に踊りたくなるような楽しい曲です。でも短調(マイナ−)なんですよ。この曲はもともとはソティッシイというロシアのダンスの曲です。
また非常に印象に残ったタンゴの曲
Siks oon ma suruinen(故に私は悲しい) は5年前にエイヤさんに習った曲。半音レバ−操作が多くとても難しい曲でした。
そして先日開催された”カンテレキャンプ”のファイナルコンサ−トで東京から参加されたSさんが演奏した
”朝早くに” 。

この曲は5年前、私が初めてイロマンツイで開催されたカンテレキャンプでエイヤ・カンカ−ランタに習った曲でした。
(エイヤさんはエヴァさんやヴィルマさんと並んでフィンランドを代表するカンテレ奏者です)

私は一遍にこの曲が大好きになり2年前にファ−ストアルバム
”風のカンテレ” をリリ−スした時にこの曲もアルバムの中に収めました。
先日ある会合で私が「フィンランドの伝統楽器”カンテレ”という楽器を演奏しています」とお話をしたら「フィンランドの曲て学校の音楽の教科書や色々な楽譜にもほとんどのっていないから知らないわねえ」と言われました。
フィンランドの曲は伝統を踏まえつつ常に進化していて素敵な素晴らしい曲がたくさんあるんですよ。
札幌で開催されたカンテレキャンプで学んだ 楽しいあの曲 美しいこの曲。
今でも頭の中で ぐるぐる メロディが 廻っています。
my space から”朝早くに”と”パ−プルワルツ”の演奏が視聴できます
http://www.myspace.com/kantelehibiki

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