すっかり御無沙汰をしてしまいました。
さてさてフィンランド初体験パ−トVです。
今回の旅行ではお二人の家にホ−ムスティをさせて頂きました。
で、最初のミンナ・ラスキネンさんは”小麦粉アレルギ−”で常食は
”玄米食”だったのです。私は日本人でありながら100%の玄米ご飯など食べたことがなくこれもフィンランドで初体験でした。
この玄米ご飯を食べたお陰で実は大変なことが起きました。
滞在3日目の夜8時過ぎにミンナさんと一緒に玄米ご飯を食べたのですが次の日から毎朝
”胃”が痛くなりそれが札幌に戻ってからも毎朝続きました。これは何かいつもと違うなあと思って病院へ行って胃カメラ検査をしました。そしたら何とお医者様は
「残念ですが癌です」とさらりと私に告げたのです。私はもうびっくりしてどうやって家に戻ったのか分からない位でした。
幸いなことにとても初期の段階で色々と検査をした結果どこにも転移がないとのことでしたが癌の病巣は取り除かなければなりません。
あれよあれよと言う間に私は7月8日に手術をしてつい2,3日ほど前に自宅へ戻ってきた次第です。
つい数年前までは
癌=死 というのが定説でしたが今や二人に一人は癌になるという時代、それほど怖い病気ではなくなりました。
私の周りにも結構沢山の方が癌にかかった方がいますが「大丈夫よ。今は医学もとても発達していて私もこうして元気にしているわよ」と慰めて下さった方が沢山いました。
また7月は大事なコンサ−トが2つありましたが私の門下生の方達が立派に演奏してくださいました。そして道新文化センタ−での講座も優秀なアシスタントの方が後を引き受けて下さいました。私は安心して治療に専念することが出来ました。
この100%の玄米ご飯を食べなかったら私は知らないうちに癌が進行して手遅れになっていたかもしれない。そう思うと今回のフィンランドでのこの初体験はとても貴重だったなあと思う次第です。
私はきっと沢山の方に見守られているんだなあとつくづく感じる最近です。
このブログをお読みになった方、是非”ピロリ菌”の検査をして除菌してくださいね。

3