練習試合の合間のコーチ同士の会話。
よく言われる、「男の子に混じっても、意識せずに負けない選手じゃないと…」
果たしてそうだろうか?バレーやバスケって最初から女の子だけのチームで男の子に混じって云々は必要ない!そんな話題になりました。
男の子に混じってがんばって負けずにレギュラーでやっている選手、確かに素晴らしいと思います。しかし、成長期、思春期で男の子を意識する、一緒にやりたくない、そんな気持ちってごく当たり前で普通の感情だと思います。
サッカーって言う競技が男性だけの時代が長く続いていたためにどうしてもそういった、男の子と一緒にやっても気にならないって言う部分の能力をこれまでは求められてきましたが、本当に普及を目指すのならば女子は女子でやるのが当たり前と言った考え方になっていかなければならない気がします。
その上で、女性が女性としてプレーできる、女性なのに髪を短くして男になると言ったことを必要としないことが大切になってくるのではないでしょうか。
マラソンの高橋尚子がちょっとおしゃれをしたらマスコミのバッシングに会う、女子選手がスポーツをするときに女を捨てることを求められる、そんな風潮を何とかなくしていかなければならない気がします。
それと同時に、できれば女性の指導者もサッカー界に多く出てきてほしい、そんな気がします。女性相手に、子供とはいえどうしてもギリギリのところできついことをいえない、変に気を使ってしまう、そんな男性指導者も多いと思います。
ソフトボールの宇津木前監督や、シンクロの井村前監督なんかは、あそこまで怖そうできつそうに見えても、選手がしっかりついてきている。うらやましい限りです。
同性ならではの深く突っ込んだ会話、心の奥底まで見据えた指導、これからの女子サッカーに期待するものはそんなところではないでしょうか。
とりあえず、近頃めっきりおっさんになってしまった私としては、マラソンの小出監督の方向性で女子選手の指導をできればと思うこともあるのですが、キャラの違い、それ以上にあの域までは少し無理かな、とそんなあきらめも入りながらも試行錯誤しています。
とりあえず、小出監督の酒の飲み方をまずは参考に。

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