昨日は2回目の桂小学校校庭芝生化会議。
前回の会議では地域と学校の意見として全面の芝生ということを長岡市の教育委員会の方に伝えた。
その結果は?
結局は最初の計画どおりに200mのトラックの内側、29×51mを芝生にするということ。
その理由は次に示すもの。
・トラック競技の場合同じ場所を走る頻度が高くなり芝生が傷みやすい。また、傷んだり芝がはげたりするとトラック内に段差ができてしまい走りにくくなる。
・芝は土よりも滑りやすく、サッカーのスライディング等においては、滑ることでのけがを防ぐことができるが、トラック競技ではコーナーを曲がるときに滑りやすくなってしまう。
・学校の授業では学習指導要領で陸上競技も定められており、トラック競技が安全に行える環境作りのためにも、トラック部分は土のほうが適している。
・学校のグラウンドはあくまでも学校の教育が一番の目的である。授業でサッカーをする分には、トラックの内側だけで十分であり、陸上も土の上で行うことができることからも、トラックの内側部分だけを芝生化することが学校環境には適している。
○全面芝生化について
・芝にラインを引くには、石灰で引いた後に水で流して芝が傷まないように気をつけなければならない。または、芝生用の特別な石灰が必要である。
・芝の傷みが激しい時は養生も必要であり、全面芝生化をしてしまうと、グラウンドが利用できないことが想定される。
(全文、原文のまま)
ちなみに、予算は前回にも説明があったが、すでにトラック内側のみということで決まっている。
となると、上記のような説明で納得できると思いますか?
各方面に意見を聞いてと言っていたが、要は教育委員会と身内の学校関係だけに聞いてほこと。自分たちに都合のういい人間にしか聞いていないはず。
同じ場所を走ると芝が痛むから?
全校生徒50人程度の桂小学校で、そんなになるくらい陸上の練習をするのか?
芝は滑りやすいから?
陸上競技で滑りやすいから危険だというのであれば、授業でサッカーもできないのでは?サッカーで滑って転ぶのは危険ではないのか?
学校のグラウンドは「あくまでも学校の教育が一番の目的」!
確かにそうかもしれない。
けど、本当にそうであろうか?
「学校の教育が一番の目的」ではなく、「子供の教育」が一番の目的であり、小学校の指導要領も、その手段ではないのか?
学校のグラウンドは、子供の教育のための手段である学校の指導要領を実践するための場所ではないのか?
子供の教育は、学校と地域と協力して行うのでないのか?
教育委員会が管理している学校指導要領を重視して(それを言い訳にして?)地域や、地域スポーツに従事している人間の意見は根本的に聞く気がないのではないかという対応である。
そのうえで管理だけは地域にお願いしたい、失敗できないという部分は強調する。
たぶん、言葉では使う人のためと言っていても、実際には役所の人は非礼な芝生がきちんと管理されて維持されることが成功なのであろう。誰も使わなくでも…
結果的に、このやり方で口を挟む余地はなさそうである。
練習環境は確かによくなるので管理に対しては協力を惜しまないつもりだ。
ただ、これによって、ときめきリーグは今のやり方ではできなくなる。
40×60mでの試合も桂小学校ではできなくなってしまう。
学校行事ではないのでこのあたりは言葉は悪いが、
「知ったこっちゃねー」
ということらしい。
長岡市は昔から箱もの行政といわれているが、その体質は全く変わっていない。
教育委員会といっても、子供を大切にするのではなく、自分たちの仕事の成功を重視するということが今回の件で改めて実感できた。
けど、文句を言ってもしょうがない。
よくなる部分をいかに生かしていくのかを前向きに考えていかなければ。
自分たちでできることを探していかねばならない。
行政に失望して、立ち止まってはいけない。

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