娘は高校に入って最初の中間テスト。
朝、「おっとう、これわかる?」
高校数学T、因数分解。
「でも高校のだからわかんないか?」
少し、プライドに火がつく。
因数分解の解の求め方、忘れているところがある。
分解したものから元に戻してみる。なんとなく思い出してきた。
車の中でも考え続ける。なんとなく解けた気がする。
逆算して考える。サッカーでも大切な事。
釜本さんなどはよくゴールのイメージから逆算してプレーをするといったことをよく言っていた。
次に起きるプレー、自分がやりたいプレーの明確なビジョンをイメージして、そのために何をどうするかを組み立てる。
サッカーも数学的である。ロジックが必要。
そういった意味でもやっぱり学校の勉強って必要なんだと思う。
知識は道具、ピンポンだまとラケットと卓球台のスペースを与えられてサッカーはできない。
いろんなことをやろうと思ったらたくさんの道具が必要。ただし、道具はあくまでも手段。使う人間がきちんと本質をわかっていないと、道具が目的になってしまう。(今の世の中で、お金が目的だったり、学歴や肩書きが目的だったり、道具が目的に知らず知らずなっていることって結構ある。)
うちのチームはサッカーは地域で人間の成長の手助けをするための道具。
勉強も同じくらい大切な道具。
だから道具にはとことんこだわる、徹底的に磨く。そういった職人的な考えがいいものを作り上げる気がする。
刀が武士の魂と呼ばれたように、そのくらい気持ちをこめる。
とりあえず、娘に隠れて高校数学Tの勉強を少しだけしてみる。見失っていたものが見えるかもしれない。
支離滅裂な文章になってしまった。決して酔っているわけではない。

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