
春を告げる突如の豆台風が吹き荒れ、そのエネルギーに驚かせれるが、我が家には可愛いまめっ子台風がやってきた。さて何処へ退避させるか、思案のあげく目に留まったのが横浜市青葉区の子供の国であった。
外周道路約4km、広い園内は自然の立地を背景に、丘あり、くぼみあり、池もあり変化に富んだ場所に子供も向けの遊具やら子供動物園、牧場などが散在する。
何よりも広い園内に隅々まで隈なく歩くと結構の距離もあり、この広大な自然環境は子供ばかりか、大人もたっぷり楽しめる場所である。
色々なアイデイアで工夫を凝らした遊具が沢山あり、その面白い出会いにお姫も目を輝かせ、次々とトライしていた。その一つがこの魔法のパイプである、カラーで識別され、曲がりくねった配管が広場を走り、両端にそれぞれラッパが用意されている。離れた所からラッパを通して喋ると反響しながら相手の声が直に伝わってくる。このしかけが面白く、何度も何度も相手をさせられた。
かなりの高低差の勾配にループ上の110mのジャンボ滑り台は子供ばかりか、おじさんおばさんも、このダイナミックな眺めの展開と滑り降りる心地よさに皆心酔しまくっている。(笑い)滑降面がローラーになっており、お尻から伝わる微妙な振動も結構心地よく、重たい体もなめらかに滑らせ、そのスピード感もたまらなく、その一時は思わず童心にかえったようになる。
広い園内を総て廻りきれなかったが、一番奥の牧場でのんびりした牛、やぎの群れの姿に思わず、時の経つのを忘れ自然の中に埋没してしまった。のんびり散策するまま、4時30分の閉園のアナウスにようやっと後押しされ、帰路に着いた。
桜が芽を吹き出しており、季節柄、大変な賑わいを見せるだろうなと思いつつ、機会あれば、もう一度訪れたい場所であった。
豆台風もエネルギーを一気に発散させたのか、満足したように車では深い夢の世界に入っていた。

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