2008/8/2
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今日NHK総合で全国一斉放映がありました。
〜いやぁ いいドラマでしたね。
広島県呉市で細々と高山帽子店を営む、(緒方拳)扮する春平・・・
もう年で、物忘れが激しく帽子の注文もなく、落ち込む一方だった。
東京に居る、せがれが気を利かせてつけてくれた、セキュリティー会社の担当の若者はちょっとした事で春平に呼び出され、迷惑いっぱいの表情。
しかし、その青年が落としていった一通の手紙からドラマが大きく進展する。
その手紙は春平が若い頃、兄妹のように一緒に育った“せっちゃん”の消息を知らせるものだった。
しかも、せっちゃんは春平担当の青年(吾郎)の元母親だった。
しかし、吾郎にとってその母親は自分を捨てていった薄情な母親・・春平がいくら話しかけても取入るしまも無い・・・
春平は或る日一計を案じる。
自分の息子に会いに行く理由をつけ、東京を案内してくれと新幹線のチケットを吾郎に渡す・・・
長い間、自分を捨てた母親を恨み続けてきた吾郎は、父親に真相を聞きどうやら母親にも仕方の無い事情が有る事をうすうす感じる。
新幹線のベルが鳴る中、心配そうに吾郎を待つ春平の元に吾郎の姿が現われる。
自分の息子にあうはずだった春平は、なぜか吾郎の後を追いせっちゃんの元に・・・
吾郎が探し回る中、一足先に春平とせっちゃんは再会を果たす・・・
春平がここ東京に来た理由は、呉でいっしょに生活をしていたせっちゃんが、広島に行く船に乗り込むのを、或る理由で止められなかった・・・
それを謝りたいため・・・
2人の平安な時間が流れていく・・・
若い頃の春平の作った海兵帽を宝物にして、春平兄ちゃんに助けられたと・・・
帽子屋をやめてはいけないよと・・・
そして、やっと探し当てた吾郎が母親の元へ・・・
長い間の疑念が晴れたかのように2人の幸せな時間が続く・・・
帰りの新幹線の中、吾郎が来て良かったとつぶやく・・・
せっちゃんは三ヵ月後に白血病で亡くなった。
春平はもう吹っ切れたように、一日一日を一生懸命帽子を作る毎日が続くだけだ。
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