2008/6/24

13歳の創作  強  創作

〜母親の家に行くと、廃家の二階に古ぼけた小さな机があった。
引き出しを開けてみると、小さい頃の自分の創作日記が出てきた。
全く目の前に無い光景を目をつぶって書いている。
原文のままここに載せてみる事にした!

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13歳の創作  強  某年8月18日作

あれからもう二十年経ってしまった。
私はもう一度故郷に帰ることになった。
しかし、現在この町に昔の面影はない。

山は茂り川は流れていたが、昔の面影はない。
昔見た家、昔見た人々は私に懐かしさを感じさせるが、昔の面影はない。

山は削られ段々に急傾斜になり、川は広げられて底が見える。
町の中心部には高いビルディングが建ち、見知らぬ若い人達が歩いている。
この町は変わってしまった。

しかし、私はそれを今以上変えようとしている。
私は建築家だ、山を切り開いた土地に集団住宅を作るためにやってきた。

自分では昔の故郷が懐かしくてたまらない。
しかし、私は昔の自然を取り戻そうとは思わない。

私はこれから新しい町を創って行く。
これが私の進む道なんだ。


※建築家がなんたるかを、まだ知らない若造が、妄想と共に偉そうな事を書いています。
題名も無理やりのこじつけ・・若さか?


2008/6/24

13歳の創作  弱  創作

〜母親の家に行くと、廃家の二階に古ぼけた小さな机があった。
引き出しを開けてみると、小さい頃の自分の創作日記が出てきた。
全く目の前に無い光景を目をつぶって書いている。
原文のままここに載せてみる事にした!


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13歳の創作    『弱』    某年8月17日作



そこはさすがに涼しかった。
いやかえって寒いくらいだ。
私は夏の暑さを避けるため、このような山奥にやってきた。

私の泊まっている所は寺である。
この寺は見るからに古く、しかも庭がすばらしく大きい。
私の今いるところは実はこの庭の一部である。

私の目の前には雄大に水しぶきを上げる滝がある。
水量はあまり大きくないが、高さでは相当見上げなければならない。
私は近くのひのきの根元に腰掛けた。

樹木の冷たさが背中に伝わってくる。
足元はコケがいっぱい生えて、足を置くと水が染み出してくる。
さっきからずっと小さな水滴が私のほほを濡らしている。

滝から落ちてきた木の葉が、いつの間にか川の下流に向かって流されていた。
小さくて、弱々しい木の葉が・・・

※樹皮が苔むした“ひのきの巨木と滝”今でも神秘的な存在です。



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