SR400 30周年記念モデル
キャブ仕様最後のモデルです。
規制により9月以降の生産はないようです。
これがSR400最後のモデルとなるのでしょうか?
一時はFI化して継続するという説がありましたが、
今のところ、2009モデルがそうなる可能性はないように思えます。
私は色的にはコチラの方が好きです。
美しい青ですね。こういうビビットな色の方が最終モデルに相応しいんじゃないかな〜なんて思ってます。
話し変わりますが、ヤマハは長寿モデルが多いですね。
このSR400を筆頭に、セロー、VMAX、TWといずれも20年以上、大きなフルモデルチェンジもなく生産され続けました。
2000年代に入るといよいよバイクにも排ガス規制の網がかかるようになってきました。
これら長寿モデルとはいえども、この規制をクリアしていかねば生産は続けられません。
この中でセローが2005年にフルモデルチェンジ。
そして、いよいよVMAXも2008年にフルモデルチェンジが決行されました。
セローは「トレッキングバイクの定番」として愛され続け、フルモデルチェンジ後もその定番としての地位は揺るがず、安定した地位を確保してます。FI化もそれほどマイナスにはならない車種でしたし。
VMAXは、レプリカでもネイキッドでもアメリカンでもない「怒涛のドラックマシン」として唯一無二の存在感を誇り、これまた長く愛され続けましたね。今回のフルモデルチェンジも賛否両論はありますが、VMAXの性格上、新技術投入はすんなり受け入れられる車種だったのではないでしょうか。「VMAXのフルモデルチェンジは有り!」だったと思いますよ、私は・・。
TW225は存続断念の生産終了。今のところモデルチェンジの話は聞きませんね。
さて、SR400はどうなんでしょうか?
2001年にはAIS機構装着で排ガス規制は何とかクリアしましたが、2008年9月以降はFI化が避けられない状況となっておりました。
このバイクが愛され続けた理由が、「まったく変わらないこと」・・・だったことには疑う余地はないかと思います。
細かい点は変わり続けましたが、基本設計は変わらない。しかもその「変わらないこと」に意味があったバイクだと思います。
まさに「変わらないこと」がSR400のアイデンティティだったわけです。
つまり、フルモデルチェンジはSR400のアイデンティティを自ら放棄してしまう行為に値するわけです。
メーカーさんもそれがわかってますから、30年も生産し続けたのだし、今後もモデルチェンジの選択肢は多分もってないでしょう。
なのでフルモデルチェンジによる排ガス規制クリアはないと思います。
そこで、「現行SR400のFI化で排ガス規制をクリアするしかない」となるわけですが・・・。
・・・SR400ほどFI化が似合わないバイクは他にありません。
最初から「昔風」でデビューしたCB400SSでは、FI化に抵抗はないでしょうけどね。コストもSRをFI化するほどかからないと思います。
SR400をFI化してまでも存続して欲しいという声も多く有りますが、FI化に伴う開発コストと、400ccバイクの市場が急速な縮小傾向に向かっている中、それに見合う今後の需要を考えると大幅な値上げは必須・・・。FI化してまで存続するのは非常に厳しいものを感じますね〜・・・。
30周年という非常にキリがいい2008年の今、もしかしたらSR400の「フィナーレ」となるのかも・・・と思う次第です。
7月20・21日、
SR誕生30周年記念ミーティングがSR誕生の地、静岡で開催されます。たくさんのSR愛好家が全国から集まってくるでしょう。
生産終了間近のこの時期に、わざわざメーカー自身が主催してのミーティングですので、もしかしたら何か大きな発表があるのかもしれません。
SR400がFI化して2009モデルが発表された場合、もしくはフルモデルチェンジされた場合、この記事はなかったものとして削除します(笑)。ま〜そうなれば嬉しいですが、ここで区切りをつけるのも「偉大な名車SR400」のため、・・・かもしれませんね。
でわ!
ポチと一押し!!

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