
自宅から約60q。長崎県 福島 白岳よりいろは島方面を望む。
霞がかかっていたけど、やはりここは素晴らしい!
さて、いきなり話は変わりますが”煩悩”について・・・
ま〜難しい定義はおいといて要するに”欲”です。
物欲だったり食欲だったり性欲だったり名誉欲だったり・・・
仏教では煩悩を滅すること、すなわち苦を滅すること、と教えてます。
ただね、先日とある仏教に関する本読んでるとこれを言葉通りとって、「”欲望”は全て悪だからなくさねばならない!いい欲なんてないんだよ!」と言い切って、競争を全否定し、向上心をも”欲”として否定しかねない文面をみかけました。仏教に関する本をたくさん書いてる結構有名な人です。それに、競争を否定したら今の社会を生きていけないじゃないか?という意見には「それはそんな社会が悪いんだ」と言うべきであると・・・
私は、そんなこと言って何の救いになるのかな?と・・・仏教を学んでながら”中道”の教えを忘れているのかな?と思えてきます。
私は、お釈迦様は、
「”欲”というものは良い悪いの次元ではなく、本来人間の本能として備わっているもの。
しかしこれらありとあらゆる欲は”過ぎる”と苦になるので制御して生きなさいよ!」
と教えているのだと思います。
そして「一生かけて”欲”に振り回されない人間になりなさいよ」と教えてるのだと思います。
苦行したって煩悩はなくならないとお釈迦様は身も持って実践しておられますしね。
煩悩をなくすために苦しい修行することは無駄です。
嘘つきや”悟り欲”のかたまりの人間を作り出すだけ。
”生きているかぎり、煩悩を制御しようと日々精進すること”
これに尽きるのだと思いますがいかがでしょうか?

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