阪神沼沢正二球団本部長が10日、那覇市内で行われた12球団代表者会議前、
ロッテ側に、小林宏之投手のFA移籍に伴う人的補償でロッテが獲得不可能な
選手28人の名簿を手渡した。
ロッテが金銭補償ではなく、人的補償を希望すれば、回答期限の3月9日までに
獲得選手名を阪神側に伝える。
新人、外国人は除外されるが、小林宏之との契約締結が1月末となった為、
それまでにFA移籍契約を締結していた、藤井・新井良太も除外されない。
そしてNPBの見解では、名簿提出後、プロテクト28人以外の選手に関しては
ロッテ側が金銭補償を決定するか、補償選手を決めるまでは、トレードを自粛する
必要があるという。
ロッテの回答期限は3月8日。
今後、2月後半からは他球団もキャンプでの戦力把握にメドが立ち、再びトレード
補強が活発な時期に入る。
だが、ロッテ側の結論が遅くなった場合、阪神は“足止め”を食い、開幕直前の補強に
出遅れることになる。

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