今日の日経夕刊。
伊藤忠商事CEOの「社長の決め方」 内容を紹介しますと、
次の社長を誰に託すか。
指名委員会等設置会社は「経営の執行と監督の分離」を促すため、2003年に導入。
経営陣の独善的な人事を防げるとあり、
海外の投資家の受けがいい。
が、どうだろう。
業績でその効果が発揮されたという例は少ないそうです。
経営に携わらない委員会が経営トップを指名するとなると、
理路整然と話すタイプの人が有利。
ゴルフでも話だけ聞いたらシングルプレーヤーかと思う人が、実際にラウンドしたら「そうでもないなぁ」ということがある。
やはり、
仕事をともにしているお客さんとどう向き合うか。
様々な面でどんな判断を下すのか。
指名委員会から意見は頂戴するが、
任命責任は経営トップにある。
この話を読んで、
アメリカの手法は神様のごとくありがたいと頂戴するのではなく、
それが日本にあうのか、日本のやり方のほうがすぐれているのではないか。こんな視点が大切なんだと思います。とくに経済モデルのない21世紀は。
日本のほうが上とされるシステムを書きますと、
三方よし、
丁稚でも社長になれる、
格差のない平等社会、
先物取引は日本の発明 など、たくさんあります。
良い点は残し、弱点を補うのにアメリカからモデルを頂戴する。
良いシステムを取り替えるのは、デメリットのほうが多い。

学んだことを話すだけでなく、現場を見ないといけないよ。
答えは現場にあるのだから。

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