失業者が出るたびに、政府の負担が増えていきます。
ユダヤ人と違い、日本人は世の中はすべてバランスの上に成り立っていると考えます。
空海の曼陀羅図は絶妙なバランスが絵で描かれています。
さて、
小泉・竹中改革で徹底的な価格破壊をやりました。
当時は
「権利ばかり主張する組合が憎たらしい」といった考えもあったと思います。
小泉・竹中改革から4半世紀経ちました。
日本の企業はガタガタの状態となってしまいました。
もう権利ばかり主張する組合はいません。
もう一度労使一体で頑張る時期がきたのではないでしょうか。
「気に入らなければクビきればいい」という経営者はそのうち、ユダヤ人株主からクビを斬られることでしょう。
小売店の推移を書きますと、
ダイエーからイトーヨーカドー。そしてセブンイレブン。価格破壊の専門店。
そして今は、アマゾンと百円ショップが天下をとっています。
経済も諸行無常なんですよ。今よくても絶えず替わっていく。
が、天下をとっている企業が日本人が経営する企業なら、どことなく安心感があります。
アマゾン等の外資系が天下とるようになると、不安でいっぱいになります。
この不安をなくすため、アマゾンの現場では日本人が雇われています。
でもトップは外人なんですよ。雇われている日本人も60歳まで働けると思いますか。
価値観の近い日本的経営の会社が天下をとる。
安売り一辺倒でなく、まわりの企業との共存共栄のバランスをとる。
強い政治家、強い官僚の復活が必要なんですよ。
ぼくは、
空海の曼陀羅図が未来の正解図だと思います。
「経済に宗教をもちだすな」という人がいるかと思いますが、
ユダヤ人はユダヤ教に基づいて経済活動をしています。


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