金融GAFA資本主義は、格差社会の窓口。なぜなのか。
製造業小売業資本主義下では金持ちも貧乏も、うまく調和してました。
1980年代、ネスカフェインスタントコーヒーは標準価格1600円でした。
日替わりチラシで898円が出ますと、飛ぶように売れました。
客寄せ品です。
次の日には売価は1600円に戻します。売価898は
赤字価格でしたから。
今の
金融GAFA資本主義下ではなぜダメなのか。
898円がずっと続きます。
898円のありがたみはなくなり、消費者を引き付けるには798円にしないといけなくなります。
GAFAは、798円で売られても798円の数%が手数料として入ってきます。
だから、いくらでも
懐が痛むことはありません。
しかし、798円がずっと続くと、消費者は698円を要求してきます。
こうなれば、製造業や小売店はやっていけません。
当然、この
商品は廃盤になってしまいます。
GAFAの懐にはカネが溜まります。
日替わりのような大安売りをした後は、必ず1600円に戻すことで、製造業や小売店はやっていけるのです。
客寄せについて、PS。
スマホの、
聴き放題や
見放題といった企画。
客寄せのため、音楽やDVDをタダ同然の価格で提供することで、自分たちのスマホ契約を促します。
聴き放題や見放題で、CDやDVDはまったく売れなくなりました。
クリエーターがやっていけなくなった原因です。
そして、スマホでは音楽やDVDは聴き放題、見放題が当たり前になってしまいました。
今では、当たり前なので、魅力は感じません。

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