渋澤栄一は
「経済と道徳の両立」をモットーとされています。
加えて、
「士魂商才」も案内したい。
ぼくなりの解釈を書きます。
国家を治める
政治家は武士がいい。
武士の魂をもち、商人のようなキレる頭をもて。
なぜなら、
武士は極端な利に走るようなことはありません。
住民が安心して暮らせるよう、安全な空間をつくります。
商人は、利益がすべて。
利益がとれるなら、簡単に身の振り方をかえます。
ふつうの人にとっては、
宇宙人。
ちなみに、
ユダヤ人は商人。
国家をもたず、
世界国家というあいまいな概念を創り出しました。
世界国家で、世界を治めるには
あと1000年ぐらいかかるのではないでしょうか。
現実的には、
武士が国を治め、内向きになりすぎたら、そこを商人がバランスをとる。
商人が治めると、庶民から国家が軽くみられます。
国家を利益と効率だけの視点で計ります。
また、能力の低い人材は使い捨て。
こんなとき武士が道徳を説くのですよ。
武士であって商人でもある。利益は稼ぐが、道徳に反しない範囲で。
金持ちも貧乏人も、身分が高い人も低い人も、みなが生きていける世。
それを実現する能力に
「士魂商才」が必須なんですよ。

新1万円札の顔、渋澤栄一
渋澤の出身地・深谷に行ったことがあります。
渋澤が1万円札の顔に決まったとき、
小学生も女子高生も飛び上がって喜んでました。
老人が喜ぶのは分かりますが、子どもも女性も街一体で歓喜。
どの世代の人にも好かれていると感じました。

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