そもそも
専門家の定義は何なんだろう。
試験に合格したから専門家。それとも、3年間の実務経験があるから、専門家なんだろうか。
そして、専門家という役職に権威が加わるのも事実。
一方、中学しか出てないのに、専門家以上にすばらしい考えを持たれている方がいるのも事実。
きのう紹介した、
鈴置高史著「米韓同盟消滅」の200ページに、
専門家について書いてありましたから紹介します。
200ページの「北朝鮮に忖度する人々」から引用。
専門家とは利害関係者の別名である。国益よりも、自分や属する組織の利益を優先しがちだ。
そのうえ情報もコントロールできる人たちでもある。専門家は
専門家だからこそ本当のことを言わない。
その一方で、素人は、
大勢におもねらず、
自分の目と頭で問題を突き詰めようとする。利害関係者たる専門家よりも、
国益を考える素人の判断の方が確かなのだ。
と、締めくくっています。
もちろん、専門家にも、良い専門家、普通の専門家、悪い専門家がいると思います。
4人組の
竹村健一氏、渡部昇一氏、堺屋太一氏、日下公人氏は、良い専門家の代表的な人たちです。
が、利害関係者の別名をもつ専門家、悪い専門家も数多くいます。
政治家は、良い専門家なのか、名ばかりの、つまらない専門家なのか、人を見る目を養わなくてはいけません。
肩書や名ばかりの、つまらない専門家なら、
国益を考える素人判断の方が正しいという視点、これは本当です。

アインシュタインは、毎日同じ服を着ていたそうです。
ガウディも毎日同じ服。路面電車にひかれたとき、乞食と間違われ、そのまま放置されたとか。
本当にすごい専門家は、カネより研究なんですよ。

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