今日の日経7面。
シカゴ大学のラグラム・ラジャン教授(おそらくインド系の人)「将来見据えた貿易協定を」におもしろいことが書いてありましたのでちょっと紹介。
北米(カナダ・アメリカ・メキシコ)では「USMCA」という新しい自由貿易協定。
3国間で乗用車を無関税にするそうです。
その条件として、時給16ドル以上の賃金で働く人が製造した乗用車を40%にしなければならないと。
人件費の安いメキシコの優位を制限する動きだとか。
それから、製造業がダメだからサービス業。
「サービス業の輸出」がアメリカでは盛んにおこなわれています。
その例としてアメリカのアマゾン・ドット・コム。
対抗策として、インドでは、商品の仕入先との独占契約を禁じるなどの規制を導入したとあります。
昔、
ソ連が世界各国に
「革命の輸出」をし、世界中の国がひどい目にあいました。
アマゾンのサービスとは
「価格破壊」なんです。
「価格破壊」で企業は利益がとれなくなり、借金か株発行せざるをえなくなります。すると、
ウォール街が潤う。この筋書き。アメリカの戦略ではないかと疑いたくなるよ。
今日のニュースで、大阪大学は
「金は出すが口は出さない」という2企業から年1億円寄付をうけているとか。
「ものいわない株主」はありがたい。
一方
「ものいう株主」は企業を滅ぼす。
その企業の活躍を考えるのではなく、株主の儲けばかりに終始。
アメリカのヤフーは、会社役員に運用業から人を招くはめになり、本業はなくなり運用業だけの会社になったとは先日書きました。
もう一度書きます。
日本の会社は「金は出すが口は出さない」企業をさがせ。


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