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成熟商品分野ではTPPはやめようよ
なぜ日本はTPPをやるのか。
大きな理由は2つです。
トヨタがアメリカ市場で活躍できるため。
もうひとつは、改革が遅れている日本の農業を活性化するためなんです。
TPPとは、関税自主権がなくなることなんです。
国際協調といったルールを押し付けられ、
海外に人件費の安い工場をつくることで、国の富がアジア諸国に移り、日本の国益はどんどん落ちています。
●日本人は道徳心があり、世界のためと、身を削っていますが、
一方のアジア諸国の本音が書いてありました。
日下公人著「人間はなぜ戦争をするのか」の211ページ。
経済にもあてはまると思いますので、そのまま引用します。
「事実はその反対で、今は日本がいちばん平和的かつ国際的で、諸国は日本や国連を利用して得をしようと考えている国ばかりになった」
韓国をみてください。
ウソをでっちあげ、日本からさらにお金をとろうとする。
中国をみてください。日本のマネをして世界第二の経済大国になりました。
すると臥薪嘗胆の本音がみえてきました。学ぼうという姿勢から世界制覇へと方針をかえました。
日本ほどお人よしの国はないと思います。
世界の諸国は日本や国連を利用してのし上がる。
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「世界はひとつ」といったスローガンで日本人は現実をみず、夢をみる。
「世界はひとつ」は机上の空論、共産主義の理想主義に近いと思いますよ。
●関税自主権がないから、
ネットでは、常軌を逸した「薄利多売」が行われています。
「月商3000万円になりますよ」といった勧誘がきます。
売上ではなく利益が大切なのに、みな騙される。
ネットではすぐに
商品の一極集中が始まります。
差別化できない商品では利益は残りません。
「仏壇」という商品分野の例をあげてみますと、
仏壇を必要とする人が、日本人で何人いますか。
仮に1000人としましょう。
小売店が適正利益がとれる価格で売れればいいのですが、
小売店薄利多売を扇動するネット大手にかかりますと、
1000台売れたとしても、ほとんど儲けは残りません。
(ネット大手だけが儲かる)
たった1000人の
限りあるターゲットに薄利多売すれば、たくさんの仏壇メーカー、仏壇小売はやっていけなくなるのですよ。
薄利多売は爆弾と同じ。倒産してしまいます。
●日本からアマゾンがなくなったら、かなりの企業が復活してくると思います。
忍耐にも限度。利益のとれない安売りは爆弾なんですよ。
アマゾンは日本企業の市場を奪ったにすぎません。
市場を成長させたのではありません。
同じ数の商品が売れても、安売りしただけ、GDPは確実に減っています。
●今の百貨店をみてください。
百貨店の売上を支えているのはアジア諸国の爆買いなんですよ。
「百貨店のアジア爆買い頼み」は、これからの日本社会を象徴しているのではないでしょうか。
こんな危ないことはない。
日本ほどお人よしの国はない。世界の諸国は日本や国連を利用してのし上がる。
「世界はひとつ」といったスローガンで日本人は現実をみず、夢をみる。
机上の空論、共産主義の理想主義に近いと思いますよ。
国富はどんどん外国へ流れています。

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