デフレスパイラルは「ネット大手の価格破壊」から始まる
ヨーロッパではその昔、北欧にバイキングという海賊がいました。
まずはこの国、次はあの国と目標を定めると、船で南下しヨーロッパじゅうの宝を強奪。
今、アマゾンを見てますと、
バイキングのように感じるのです。
この業界、次はあの業界と目標設定。 (情報によりますと、次は
アパレルだそうです)
設定された業界に中国から類似品をもってきて、バナナの叩き売りのように、価格破壊を始めます。
これをやられましたら、
人件費の高い日本は技術があっても勝てません。
中国品の異常な安値で、既存メーカーの商品が売れなくなります。
既存メーカー品はどんどん安くなって行きます。
家電業界を見てください。
価格破壊の影響で、人件費の高い日本の家電メーカーはひどい状況です。
リストラ、失業、秋葉原事件。
百貨店でも、消費者が「ネットのほうがずっと安い」とクレームをつければ安くせざるをえません。
アメリカではアマゾンの価格破壊で、トイザらスは全店閉鎖となりました。
トイザらスからの
税収はゼロとなり、トイザらスに務めていた人は失業。
「デフレスパイラル」とはおそろしいものです。
「迷ったら原点にかえれ」とよく言われますが、
「最大多数の最大幸福」になるようなシステムでなきゃダメだと思います。
2000年頃は、価格破壊が日本の最大多数の最大幸福だったと思います。
今の価格破壊はネット大手だけが儲かるようになっています。
政治は常に「最大多数の最大幸福は何か」を考えてほしい。時代時代にあわせて。
海外で工場をつくるばかりでは、空洞化はおさまりません。
メーカーが悲惨な目にあい、今、
テレビ局も悲惨に近づいていませんか。
たくさんの広告料金を払っていた日本メーカーがスポンサーを降りてませんか。
(スポンサーには文句をいえないのは世界じゅうどこでもそうですが、スポンサーが海外のメーカーになれば、
スポンサーによる言論統制も可能なのですよ)
日本の屋台骨を支えていた日本メーカーが復活しないかぎり、いい世の中、好景気はないでしょう。
「いい世の中」とは、道徳観ある競争が基盤の世の中(商人道)

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