「君もクビになりたくなかったら、ノーベル賞をとりなさい」
本社の人は日本に残り、工場を外国につくるから、工場の人はクビにする。バブル以降、こういう時代となりました。
そして、
機械化、効率化、最先端技術、過剰サービスがどんどん進むと人を雇う必要がなくなるのです。
今では
将棋ソフトのように、人工知能の時代になりつつあります。
そろそろ
「僕は本社だから安心だ」といった本社勤務の人もいらなくなるのではないでしょうか。本社の人もがんばってノーベル賞とらないとね。
過剰な効率化一番化社会のゴールは無人会社なんですよ。
そんな時代に参考になるのがイスラムなどの産油国。
お金は油を売って儲ければよく、人は働かなくても食べていける。
そもそも会社は何のためにあるのでしょう。
人々の暮らしをよくするための手段に過ぎないのですよ。
工場を外国に移転すれば移転先の人々は喜ぶでしょうが、
国内ではその分、日本人はクビを切られています。
無国籍企業といった考えも、
まずは日本の働く人が幸せになる。そして幸せのおすそ分けとして海外にも工場をつくる。
この考えを基本としないと。
「君もクビになりたくなかったら、ノーベル賞をとりなさい」という時代がやってくるよ。
今、工場で働く人はこんな環境で仕事をしているのです。
そりゃあ、自殺者は増えるし、犯罪者も増えるわ。


1