今日はいつもと違うことを書きます。
みなさん、
「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)」という言葉をご存知ですか。
「神道」を国の宗教とし、「仏教」をないがしろにすることをいいます。
明治政府はすごい政府でしたが、宗教政策については?マークがつきますね。
日本では
「八百万の神」という考え方があって、
大きな木があれば、そこに神が宿り、
高い山があればそこにも神様がいます。
太陽にも、月にも、火にも、雷にも神様がおられます。
だから、
神社の隣りにお寺があってもいいじゃないか。
中国でも
道教・儒教・仏教の3宗教があります。
教義では、みな同じことを教えてくれているそうなんです。
3つの宗教がぶつかりあい、真理はひとつになったということでしょう。
キリスト教やイスラム教のように、
「神様はお一人でなくちゃいけない」といった堅苦しいものではないのです。
明治政府は
「西洋のことはなにもかもすべてお手本だ」という考えだったのだと思います。
西洋はキリスト教を信仰していますので、神様はお一人でなくちゃいけない。
だから、神道ひとつにしたのでしょうか。
あるいは、インドや中国から伝わったということに、
対抗意識むきだしの学者がいたのかもしれません。
神道は仏教から影響を受け、仏教とともに発展してきたのですよ。
廃仏毀釈は、タリバンがバーミヤン大仏破壊したことと同じように思えるのです。
それでも神道は日本古来の宗教だと頑なな方には、
「韓国の鳥居」の写真がありましたので、見てください。
「
チントベキ」というそうです。
http://4travel.jp/overseas/area/asia/korea/the_other_cities_of_korea/travelogue/10049368/?cid=goo_oem
神道が韓国から影響を受けたのか、
それとも韓国が神道から影響を受けたのかは分かりません。
PS 「日本書紀」用明天皇の条に
「天皇は仏法を信じ、神道を尊ぶ」との記載あり。

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