戦国武将の憧れは「トラ」だったそうです。
虎之助、寅次郎など、寅をつけた名が多かったこと。吉田松陰の幼名もそうでした。
また、
天守閣にあるシャチホコは漢字で書くと、「鯱」
魚辺にトラと書くんですね。
この魚の顔がトラ顔に描いてあるのは有名な話。
しかし昨今、とくに戦後、このトラが嫌われ者に扱われるようになったのです。
あれだけ好きだったトラがなんでそのような扱いになったのか。
虎は大阪の代名詞だったからです。大坂城の守り神は「虎」そして阪神タイガース。
東京人は東西対抗意識から、
東京人が操る
テレビで、虎を悪の代名詞として取り上げるようになったのです。
東洋人なのに、虎よりライオンを持ち上げるようにもなりました。
テレビの力とは恐ろしいものです。(ナチス・ヒットラーが民衆をひとつにまとめるのにテレビを活用したのも有名な話)
ここ5年、こういった過剰な東西対抗意識は是正されつつありますが、
キー局が東京にある限り、指摘する人が亡くなると、また大阪や虎を悪のように扱う東京人が出てくると思います。
仕組みを変えなくてはいけません。
それが
「テレビキー局の分散」です。
東京に集中するキー局を全国6地区に分けるのです。

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