中大の澤村がなんで巨人の単独指名なのか
「ヤンキースが澤村を獲りに来る」というニュース。
ドラフト直前に、どこのスポーツ新聞がこのネタを流したのだろう。
ヤンキース参戦は本当なのか、ガスネタなのか。
そこが問題だ。
以下、10月29日の産経新聞記事です・・・・・
巨人の沢村“一本釣り”で問われるドラフトの意義
産経新聞 10月29日(金)13時38分配信
28日に行われたプロ野球のドラフト会議で、巨人は中大・沢村拓一投手(22)の単独指名に成功した。空前の「豊作ドラフト」と言われ、中でも早大・斎藤、大石とともに沢村は「ビッグ3」として競合は必至とみられていた。それが、ふたを開けてみれば、沢村を指名したのは巨人だけ。情報戦の勝利ともいえるが、他球団関係者からは「ドラフト制度を形骸化させる」と懸念の声も上がっている。
本来、日本学生野球協会が定める規定により、沢村自身が希望球団を口にすることはできない。だが、今月8日、
読売新聞系列のスポーツ報知が「関係者の話を総合すると」という書き方で
「沢村の巨人に対する思いは強く、ドラフト会議で他の11球団から指名を受けた場合には、メジャー行きや浪人も辞さない決意を示しているという」と報道。他球団の指名を牽制するかのような動きに出た。
それでもまだ、他球団の中には沢村を強行指名する動きはあったのだが、とどめを刺したのはドラフト直前の26日に出た
「米大リーグのヤンキースが沢村の身分照会を行った」という情報だ。これを報じたのは他のスポーツ紙だったが、
巨人とヤンキースは業務提携している間柄。これで「巨人でなければメジャーも」という可能性が一気に高まり、他球団は途端に及び腰になった。
また、
中大の高橋善正監督(66)も「嫌なところに当たって『どうですか?』と聞かれたとき、答えに困る。『なんで指名したんだよ』と言いたくなる」として、
巨人以外からの指名を受けた際はドラフト当日の会見を拒否する姿勢を打ち出し、周囲を慌てさせた。この
高橋監督も巨人OBで、「行きたいチームがあるのに、そう言えないのはおかしい」というのが持論だ。
「他球団に度胸がない」という見方もできるが、こうも外堀を固められてはなかなか強行指名に踏み切るのは難しい。何より、巨人には2度も入団拒否して“巨人愛”を貫いた長野久義外野手の前例がある。今年のドラフトは沢村以外の逸材も豊富なことから、他球団としては、強行指名して入団拒否されるリスクよりも、現実的な選択を取った格好だ。
だが、他球団のプロ野球ファンからは「出来レースじゃないか」との批判が噴出。プロ野球関係者の間からも「メディアを使って希望球団を明かして、入団拒否をちらつかせるやり方は、実質的に逆指名と同じ。入札抽選制度の意味がない」と問題視する声が上がっている。
まんまと情報戦を制した巨人、意中の球団に引き当てられた沢村ともに大喜びのドラフトとなったが、今後はそのやり方をめぐって、新たな議論を呼ぶことにもなりそうだ。(本間普喜)
あとがき
江川問題を思い出すね。
PS それにしても真弓監督のくじ運の悪さ。浄霊してもらったのかな。

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